低湿重粘土水田の育苗箱全量施肥・不耕起移植栽培に適した肥効調節型肥料

タイトル 低湿重粘土水田の育苗箱全量施肥・不耕起移植栽培に適した肥効調節型肥料
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 水稲の不耕起移植栽培において、溶出期間の短い肥効調節型肥料を育苗箱全量施肥することにより、初期茎数の確保が容易となり、穂数が増加し、増収する。
背景・ねらい 不耕起移植栽培と、肥効調節型肥料A(施肥後地温25℃で約30日間溶出は極小、その後70日間で80%が溶出、以下A)を用いた育苗箱全量施肥の組み合わせでは、初期の肥料窒素溶出が少ないため、初期茎数の確保にやや難があった。そこで初期茎数の確保を目的として、肥効調節型肥料Aよりも溶出期間の短い肥効調節型肥料B(施肥後地温25℃で約30日間溶出は極小、その後30日間で80%が溶出、以下B)の効果を検討した。
成果の内容・特徴
  1. Bの窒素積算溶出率は、Aに比べラグ期間はほぼ同じだが、その後の溶出は早く、ロジスティック曲線で近似が可能である(表1)。
  2. Bの茎数は、Aに比べ初期から多く推移し、穂数も多く増収する(図1、表2)。
  3. 分げつ期、および幼穂形成期におけるBの窒素吸収量は、Aに比べ多い(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 寒冷地の低湿重粘土水田における育苗箱全量施肥・不耕起移植栽培に適用する。
  2. Bの施肥量はAと同量で、施肥窒素利用率と単位面積当たりの使用箱数を考慮する。
  3. リン酸、カリの天然供給の少ない土壌では、慣行量を表面施肥する。
図表1 230767-1.gif
図表2 230767-2.gif
図表3 230767-3.gif
カテゴリ 肥料 育苗 水田 水稲 施肥

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