ハイブリッドネットロウシルク製品の試作

タイトル ハイブリッドネットロウシルク製品の試作
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 絹繊維の風合いを従来とは異なるニット様な、かつ絹らしさを残したネットロウシルクに天蚕繭糸とハイブリッド化する製造法を確立し、さらに、かぎ針編みによりハイブリッドネットロウシルク・ショールを試作した。
背景・ねらい 現在の蚕糸情勢に照らして、
絹の新しい素材と付加価値の高い絹製品の開発は重要課題である。
より大衆化した絹製品の開発を目指し、
気軽に絹を楽しむことができる実用的編み物の素材となる絹糸を提供する。
成果の内容・特徴
  1. スパンロウシルクまたはネットロウシルク繰糸機によりネットロウシルクを繰製する。
  2. ハイブリッド化するための方法は、
    ネットロウシルク繰糸と同時に天蚕繭糸を解舒して巻き付ける型式である。
    なお、ハイブリッド化繭糸として、家蚕ものも適用できる。
  3. 精練は常法(石けん使用)により行い、綛繰り器で繰上げてニット用絹糸とする。
  4. ニット用絹糸の撚糸状態により風合いの異なるものができる。
  5. 本試作は、番手200d前後の絹糸4本合わせ2本取りのかぎ針編みとしたが、
    原糸の太さ、合わせ本数を自由に変えることができ、
    しかも機械(家庭用)編みが可能である。
  6. 絹らしさを有し腰のある独特な風合いで、
    天蚕絹糸をハイブリッドしたものはシャリのある製品となった。
    図 ハイブリッドネットロウシルク製造法
成果の活用面・留意点 原糸が入手できれば、精練・染色作業を含めて、家庭でもシルクニットを楽しめるが、
原糸の供給体制が確立されておらず、整備を必要とする。
図表1 231038-1.gif
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