| タイトル |
イネとノビエの出芽特性からみた水稲直播栽培の播種後落水期間と除草剤散布適期 |
| 担当機関 |
山形県立農業試験場 |
| 研究期間 |
1994~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
ノビエとイネ種子の温度に対する出芽特性から、播種後10日間の気温を12度C、14度C、16度Cに設定した場合の落水期間と除草剤散布適期の基本的な考え方を明らかにした。
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| 背景・ねらい |
水稲の直播栽培では出芽苗立ちを促進し安定化させるための落水管理が普及している。 しかし、雑草が繁茂しやすくなるなどの弊害も指摘されているので、イネとノビエの 温度に対する出芽特性から、合理的な落水管理体系を組み立てる。
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| 成果の内容・特徴 |
- イネとノビエの出芽感温特性のモデル化
カルパー2倍量を被覆した水稲品種「どまんなか」の籾とノビエ(イヌビエ、 タイヌビエ)種子を育苗土で代かき状態としたバットに深さ5mmで30粒播種し、 温度勾配恒温器で12、14、16、18、20度Cで管理し、出芽進度をモデル化した (モデル1)。 また、山形農試湛水直播除草剤試験(平成6~9年度)のノビエと水稲の 完全1葉到達日数と播種後10日間の平均気温の関係から求めたモデルと比較した (モデル2)。 モデル1におけるカルパー被覆籾と ノビエの完全1葉到達日数差は、 16~20度Cの範囲では5日程度でほぼ一定なのに対して、 14度C以下では日数差が拡がる傾向がみられた。 モデル2においては、 モデル1同様に気温が低くなるにつれて 完全1葉到達日数の差が拡がる傾向がみられたが、 モデル1ほど顕著ではなかった。 これは一定温での室内試験と日変動の大きい室外試験との違いによると考えられ、 実用性からモデル2を採用した。 表1 イネとノビエの播種後の生育進度 - 播種後落水期間と除草剤散布適期
落水管理期間は、イネの出芽時期(不完全葉出芽期)までとする。 播種後10日間の平均気温が14度C以上では、 イネの出芽時期とノビエ1葉時期が一致するので、この時期に除草を行う。 12度Cではイネの出芽を確保するためノビエ1.5葉頃まで落水を続け、 その後に除草を行う。(図)播種後10日間の平均気温による落水管理期間と除草剤散布時期の基本設計

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| 成果の活用面・留意点 |
- 山形県平坦部の湛水直播に適用する。
- 除草剤散布時期はノビエ防除を中心に決める。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
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