| タイトル |
土壌中に含まれる天蚕核多角体病ウイルスの検出 |
| 担当機関 |
福島県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
2000~2004 |
| 研究担当者 |
三田村敏正
松木伸浩
|
| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
土壌中に含まれる天蚕核多角体病ウイルスをDIBA法により検出する際のアルカリ処理時間は、15~30分間が適している。この条件での検出感度は土壌1gあたり天蚕核多角体106個であり、この検出方法は天蚕核多角体病の病原診断に有効である。
|
| 背景・ねらい |
天蚕(Antheraea yamamai)の飼育において、天蚕核多角体病ウイルス(Antheraea yamamai Nuclear Polyhedrosis Virus,AyNPV)による違作が問題となっている。現在、福島県におけるAyNPVの病原診断は検鏡と生物検定によって実施しているが、検出感度が低いこと、検定に時間を要することなど問題点を含んでいる。そこで、微量なAyNPVを迅速に検出することが可能な抗体法を用いた検出技術の確立を目指している。ここでは土壌中に含まれるAyNPVの検出法について検討する。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 土壌中に含まれるAyNPVをDot Immunobinding Assay(DIBA法)により検出する際のアルカリ処理時間は、15~30分間が適している。(第1表)。
- この条件における土壌中の天蚕核多角体の検出感度は、土壌1gあたり106個である(第2表)。
- 天蚕飼育農家の土壌からAyNPVの検出を試みた結果、調査したA,Bの土壌サンプルについて天蚕を用いた生物検定とDIBA法による検出結果とが一致していたことから、この検出方法は天蚕核多角体病の病原診断に有効であると考えられる(第3表)。
|
| 成果の活用面・留意点 |
- アルカリ液は、0.2M Na2CO3,0.2M NaCl,20mM EDTA,pH10.8を用いる。
- 抗体は、抗AyNPV-2-lgG(松木・三田村、2000)を使用する。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| カテゴリ |
|