タイトル |
エラータム系デルフィニウムの新品種育成とその特性 |
担当機関 |
青森農林総研フラワーセ |
研究期間 |
1996~2005 |
研究担当者 |
今 満
後藤 聡
佐々木直子
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発行年度 |
2005 |
要約 |
雑種強勢育種法により、晩生で八重濃紫青色の「青フラDel交1号」及び晩生で八重浅青色の「青フラDel交6号」を、海外から導入した種子由来の実生から晩生で八重淡緑黄色の「青フラDel9号」を育成し、その特性を明らかにした。
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キーワード |
デルフィニウム、エラータム系、新品種、雑種強勢育種、栄養系
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背景・ねらい |
デルフィニウムは冷涼な気候に適し、需要も伸びていることから、青森県では振興品目の一つとしている。しかし市販品種は花色やボリューム等の切り花品質のバラツキが大きく生産上の課題となっている。そのため、これらの品質に優れ揃いの良い品種を育成する。
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成果の内容・特徴 |
- 育成した3品種のエラータム系デルフィニウムの来歴は以下のとおりである。
「青フラDel交1号」は「ブルーバード」及び「クリアスプリングスライトブルーシェード」の選抜自殖系統を交雑した一代雑種品種である。 「青フラDel交6号」は「クリアスプリングスライトブルーシェード」及び「クリアスプリングス」混合種子由来実生の選抜自殖系統を交雑した一代雑種品種である。 「青フラDel9号」は海外から導入した種子由来の実生を選抜し、組織培養により増殖を行い育成した栄養系品種である。 - 「青フラDel交1号」は春定植で7月下旬に開花する晩生で、花は八重でがく片は濃 紫青色(JHSカラーチャート7606)、赤味が少なくボリュームのある品種である。市販品種と比較して切り花長及び花穂長が長く、小花数が多く、品質の揃いが良い(表1・2、図1)。
- 「青フラDel交6号」は春定植で7月下旬に開花する晩生で、花は八重でがく片は浅青色(同7303)、赤味が少なく小花数が多い品種である。市販品種と比較して切り花長及び花穂長が長く、小花数が多く、品質の揃いは同程度である(表1・2、図1)。
- 「青フラDel9号」は春定植で7月下旬に開花する晩生で、花は八重でがく片は市販品種には珍しい淡緑黄色(同2903)の品種である。市販品種と比較して切り花長は長く、花穂長及び小花数は同程度で、品質の揃いが良い。(表1・2、図1)。
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成果の活用面・留意点 |
- 青森県内全域に普及を図る。
- これらの品種は平成17年度に品種登録出願を行う予定である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
育種
カラー
栽培技術
新品種
新品種育成
デルフィニウム
品種
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