タイトル | 二価鉄による水稲出芽阻害の品種間差 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2007~2008 |
研究担当者 |
福田あかり 白土宏之 福嶌陽 山口弘道 持田秀之 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 還元土壌で生成される物質、二価鉄を土壌中に添加した際の水稲の出芽阻害程度には品種間差がある。出芽阻害を受けやすい品種は、水稲幼植物を二価鉄を含む水耕液で栽培した場合に地上部の鉄濃度が高くなる。 |
キーワード | 水稲、湛水直播栽培、還元土壌、二価鉄 |
背景・ねらい | 水稲の湛水直播栽培の省力・低コスト化を目指す中で、カルパーなどの種子コーティング剤の処理なしでも、高い出芽率を保つ品種の育成が求められている。しかし、土壌中に稲わらや米ぬかなどの有機物を施肥すると、土壌の還元が急速に進み、その結果生成される高濃度の二価鉄は、湛水直播した水稲種子の出芽を阻害することが知られている。そこで、高濃度の二価鉄に対しても出芽阻害が起こりにくい品種の選抜が求められるが、二価鉄による出芽の阻害程度に品種間差があるか、詳細は知られていない。本研究では、ポット播種実験を用い、二価鉄による水稲の出芽阻害程度の品種間差について検定する。また、水耕栽培実験により、水稲幼植物の二価鉄の吸収のしやすさについて解析し、良出芽性品種の選抜方法作出のための知見とする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
カテゴリ | 直播栽培 水田 水稲 水耕栽培 施肥 低コスト 播種 品種 |