| タイトル | チャやツバキにも応用できる珪藻土を用いた植物DNAの迅速単離法 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業技術研究機構 野菜茶業研究所 |
| 研究期間 | 1998~2003 |
| 研究担当者 |
田中淳一 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | 珪藻土とスピンフィルターを用いて、フェノールやクロロフォルムを使わずに各種の植物から比較的高品質のDNAを短時間で抽出することができる。この方法はチャやツバキ等のDNAの抽出が困難な植物からの抽出にも使用できる。 |
| キーワード | DNA抽出、珪藻土、スピンフィルター、フェノール、クロロフォルム、チャ |
| 背景・ねらい | DNAマーカーによる選抜の実用化のためにはDNA抽出作業を含むマーカー検出作業の効率化が不可欠である。イネ等で行われている極めて簡易なDNA抽出方法ではチャでは実用に耐え得る品質のDNAが得られない。また、ツバキ等の一部の木本性植物では、CTAB法等の一般的な方法ではDNA抽出が困難である。これはポリフェノールや多糖類等を多量に含むためと考えられる。珪藻土とスピンフィルターを用いて短時間で高品質のプラスミドDNAをバクテリアから抽出する方法が開発されている。珪藻土とスピンフィルターを用いて植物材料から短時間でマーカー検出に耐え得る品質のDNAを抽出できる方法を開発する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 破砕した植物組織をSDS等を含む緩衝液に懸濁・抽出の後、遠心にて粗抽出液を得、酢酸カリウム等による除タンパクの後、スピンフィルター上に移してカオトロピックイオンを含む溶液を加えて混和する。これに珪藻土を懸濁してDNAを吸着させ、スピンフィルターの遠心にてエタノールを含む緩衝液を用いて洗浄の後、DNA用緩衝液で溶出する(表1、図1)。この方法により、チャ葉から比較的高品質のDNAを短時間で抽出できる。 2. 抽出されたDNAはPCRによるDNA多型の検出やLong-PCR、制限酵素による消化、その後のアダプターの連結等に問題なく使用することができる。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. DNA抽出が困難な植物を含む多くの植物種からのDNA抽出に利用できる(表2)。 2. この方法はオランダイチゴ、イヌマキ、フェイジョア、キウイフルーツには適用できない。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | いちご キウイフルーツ DNAマーカー フェイジョア |
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