ヤーコンの新品種「アンデスの雪」、「サラダオカメ」

タイトル ヤーコンの新品種「アンデスの雪」、「サラダオカメ」
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター
研究期間 2001~2005
研究担当者 中西建夫
藤野雅丈
石原次郎
小野貞芳
土井芳憲
杉浦 誠
富岡啓介
発行年度 2003
要約 育成したヤーコンの新品種「アンデスの雪」は、塊根肉色が白くて美しく貯蔵性に優れる。また、「サラダオカメ」は、塊根肉色が鮮やかなオレンジ色で甘くて食味に優れる。
キーワード ヤーコン、新品種、肉色、貯蔵性、食味
背景・ねらい ヤーコンは機能性に富んだ新しい根菜類として普及が期待されており、我が国に適した品種の開発が望まれている。このため、 栽培適性および品質、収量の優れる品種を開発する必要があり、2000年には裂根が少なく外観品質の優れる「サラダオトメ」を発表した。しかし、収量性、 貯蔵性のさらなる改善と、肉色や食味等の多様化を図るため、新しい品種の育成を目指した。
成果の内容・特徴 1.「アンデスの雪」(ヤーコン農林2号、旧系統名:SY206)は、1993年に「CA5073」(1992年、国際バレイショセンターより導入)と「SY4」(在来導入系統)を交配し、個体選抜により育成され、2003年に命名登録された。多収で、裂根の発生が少なく、塊根の肉色が白く、貯蔵性が極めて優れる(図1、表1)。2.「サラダオカメ」(ヤーコン農林3号、旧系統名:SY217)は、1994年に「CA5074」(1992年、国際バレイショセンターより導入)と「SY23」(在来導入系統)を交配し、個体選抜により育成され、2003年に命名登録された。極めて多収で、塊根の肉色が鮮やかなオレンジ色、糖含量が高く甘味が強い。塊根表面の凹凸がやや目立つ(図2、表2)。
成果の活用面・留意点 1.両品種とも、他のヤーコン品種と同様、夏季冷涼な北海道・東北地方および西南暖地の高標高地での栽培に適する。2.両品種とも、いろいろな用途に利用可能であるが、特にサラダ等の生食利用に適する。3.両品種とも、早掘り適性は在来導入系統よりやや劣る。
図表1 232991-1.gif
図表2 232991-2.gif
図表3 232991-3.gif
図表4 232991-4.gif
図表5 232991-5.gif
図表6 232991-6.gif
図表7 232991-7.gif
図表8 232991-8.gif
カテゴリ 機能性 新品種 ばれいしょ 品種 ヤーコン 良食味

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる