タイトル |
アムスメロンに対する生育調節剤「J-455乳」の効果的使用法 |
担当機関 |
秋田県農業試験場 |
研究期間 |
1988~1990 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1990 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
アムスメロンの露地大型トンネル栽培において、果実肥大とネット形成向上のため 「J-455乳(エルゴール乳剤)」処理したところ、その効果を認めた。
- 作型:露地アムスメロン トンネル早熟栽培および普通栽培
- 処理方法
- 時期:交配後20日と25日
- 散布位置:茎葉散布
- 処理濃度:7.5ppm~10ppm(1,000~1,300倍)
- 散布量:1つる当たり50ミリリットル
- 本剤の特徴
成分:5-クロル-3(1H)-インダゾル酢酸エチル 毒性:普通物 魚毒性:A類
- 本剤の登録状況:温室メロンで既に登録ずみである。平成3年には、本作型の
アムス、アンデス、アールスで登録が決定している。
表1 昭和63年度収穫期調査 表2 平成1年度収穫期調査 表3 平成2年度収穫期調査 - 技術・情報の適用効果
- 昭和63年の試験で、エルゴール処理した方がつるの枯れ上がりが少なく、後期まで
草勢がよく維持できた。
- 果実の肥大について、平均一果重でみると、エルゴール処理区が無処理区よりも大きく
、特に、昭和63年は30%増と顕著であった。
- ネット形成はエルゴール処理区の方が密でよかった。
- 糖度においてもエルゴール処理区が無処理区よりも高かった。
- 3カ年の継続試験の結果から、エルゴール乳剤の茎葉散布の効果は明らかあり、
アムスの高品質安定生産が可能である。
- 適用の範囲
県内全域
- 普及指導上の留意点
- 処理濃度が高くなると茎葉にねじれ症状が出ることがあるので処理濃度を
厳守する。
- 散布する際はなるべく果実にかからないようにする。着果節位から上の茎葉に
散布するとよい。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
大型トンネル
メロン
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