被覆肥料の利用による桑園の年1回施肥法

タイトル 被覆肥料の利用による桑園の年1回施肥法
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1985~1992
研究担当者
発行年度 1991
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    溶出期間の異なる被覆尿素(70日、100日、140日タイプ)を用い、桑園における年1回
    施肥法について検討した。収穫法は春切とした。
    1. 土壌中の無機態窒素の消長を対照区と比較すると、5月初までは被覆尿素区(以下LP区)は
      対照区より少ないが、その後増加し6月中旬までは十分な量が存在すると考えられた
      (図1)。
    2. 夏肥後の7月上旬、LP区の土壌の0~15cm層では急激に少なくなったが、15~30cm層には
      多かった(図1)。
    3. 6月下旬~7月下旬の伸長量はLP区がやや劣った
      (表1)。
    4. 桑収穫量は対照区を100とした指数で、試験1年目が93~94、2年目が93~96とLP区が
      やや少なかった。また、1年目の収量指数を00とした補正指数では100~102と大差が
      なかった(表2)。
    5. 夏肥時期(6月下旬)の被覆尿素の残存量は70日タイプ区が約40%、100日タイプ区が
      約50%、140日タイプ区が約65%であった
      (図2)。
    6. 以上の結果から、6月下旬から7月下旬の伸長がやや劣るが、被覆尿素を用いる
      ことにより、年1回施肥が可能と考えられた。
  2. 技術・情報の適用効果
    年1回施肥の導入により施肥の省力化が図られる。
  3. 適用の範囲
    県内全域(春切桑園)
  4. 普及指導上の留意点
    初秋、晩秋蚕期を重点とした収穫法の桑園で実施すること。
    施肥の時期は遅れないようにすること。

図表1 233703-1.gif
図表2 233703-2.gif
図表3 233703-3.gif
図表4 233703-4.gif
カテゴリ 肥料 桑 省力化 施肥

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