タイトル | 低平地重粘土地帯の野菜栽培において水環境に配慮した施肥を行うための窒素流出予測モデル |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2005~2009 |
研究担当者 |
島 武男 山田寧直 吉永育生 原口暢朗 塩野隆弘 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 裏作大麦圃場のデータに基づき開発された既存の窒素流出モデルは、数点の改良によって、低平地重粘土地帯での野菜栽培における窒素流出に対しても高い再現性を有する。この改良型モデルを用いた多様な施肥条件における窒素流出量の予測計算により、水質保全効果の算定・比較が可能である。 |
キーワード | クリーク地帯、野菜、施肥、窒素循環モデル、水質保全 |
背景・ねらい | 九州北部では農地の利用率が高く、一年を通じて野菜栽培が盛んである。野菜栽培は施肥量が多く、水質環境に配慮した施肥設計が望まれる。シミュレーションモデルを活用して、異なる施肥条件下での窒素流出量を比較することは、合理的な施肥設計に有効である。水田裏作での大麦栽培のデータに基づき、白谷ら(1996)により開発された窒素流出モデルは、地表から暗渠までを1つのボックスとし、硝酸性窒素の蓄積量より暗渠排水の窒素濃度を計算するものであり、多様な施肥条件について予測計算が可能である。そこで、低平地重粘土地帯における野菜栽培下での窒素溶脱予測に適合するよう上記モデルを改良し、異なる施肥条件下での窒素流出量の比較を行い,水質保全効果の算定に対してのモデルの有用性を示す。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 肥料 大麦 水田 施肥 たまねぎ ばれいしょ 野菜栽培 |