| タイトル | 若狭湾西部におけるアカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 日本海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2011~2015 |
| 研究担当者 |
井関智明 上原伸二 八木佑太 |
| 発行年度 | 2012 |
| 要約 | 若狭湾西部の水深40~100mに定点を設け、アカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布状況について調査した。その結果、浮遊期仔稚魚は8~11月に出現し、盛期は10月であった。採集個体の約8割は全長5mm未満であったが、着底直前と考えられる15mm前後の稚魚も2個体ながら採集された。出現盛期である10月における分布密度および全長組成と調査定点の水深には明瞭な関係は認められなかった。 |
| 背景・ねらい | 浮遊期における仔稚魚の生残は魚類の資源変動の主要因とされるが、天然海域におけるアカアマダイの初期生活史に関する知見は乏しく、仔稚魚の断片的な採集事例があるのみである。本研究ではアカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布状況を明らかにすることを目的とし、若狭湾西部においてフィールド調査を実施した。 |
| 成果の内容・特徴 | 若狭湾西部の水深40~100mにおいて、2010年9~11月(5定点)および翌年7~10月(7定点)に、口径80cmボンゴネット(傾斜曳および水平曳、2010年)あるいは口径160cmORIネット(傾斜曳、2011年)による浮遊期仔稚魚採集を実施した(図1)。その結果、仔稚魚は8月から出現し、盛期は10月であったが、11月には急減した(図2)。採集個体の約8割は全長5mm未満であったが、2011年10月には5~7日程度で着底すると考えられる15mm前後の稚魚も2個体ながら採集された(図3)。10月の調査結果から、分布密度の高い定点においてはふ化後間もないと考えられる2mm台の個体の割合が高くなっていたが、分布密度や全長組成と定点の水深には関係は認められなかった(図4)。 |
| 成果の活用面・留意点 | アカアマダイでは着底稚魚および若齢魚の定量的採集が困難であることから、年級群の多寡を推定するための基礎情報として、漁獲加入する2歳以前に、定量的にモニタリングが可能なデータは浮遊期仔稚魚の分布密度に限られる。本研究によりアカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布状況の概要が明らかとなったことは、将来の資源変動要因解明のための基礎資料として有用であるが、定量的な採集方法についてはさらに検討の余地がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4225&YEAR=2012 |
| カテゴリ | モニタリング |
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