タイトル | キンセンカの花色はカロテノイド異性化酵素の活性によって決定される |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所 |
研究期間 | 2006~2011 |
研究担当者 |
岸本早苗 大宮あけみ |
発行年度 | 2011 |
要約 | キンセンカの橙色花弁で発現しているカロテノイド異性化酵素(CoCRTISO1)は、アミノ酸変異により酵素活性を失っている。これにより、シス構造をトランス構造に変換することができず、赤みの強いシス体カロテノイドが蓄積し橙色花色となる。 |
キーワード | カロテノイド、花色、シス構造、キンセンカ、カロテノイド異性化酵素 |
背景・ねらい | キンセンカには黄色と橙色の花色が存在する。いずれの花色においても主要な色素はカロテノイドであるが、黄色花弁は主に黄色いキサントフィル類が蓄積するのに対し、橙色花弁はキサントフィルに加えて黄色花弁にはない赤みの強いカロテノイドが蓄積し、その大部分が5位や9位にシス構造を持つシス体カロテノイドである。本研究では橙色品種のみにシス体カロテノイドが蓄積する原因を、カロテノイド炭素鎖のシス構造をトランス構造に変換する働きをもつカロテノイド異性化酵素(CRTISO)に注目して解析し、キンセンカの花色が決定される機構を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/flower/2011/141h0_10_11.html |
カテゴリ | きんせんか 品種 |