タイトル | 甘味種コムギ全粒粉は糖やフルクタンに富み、パン酵母の発酵を促進する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2008~2011 |
研究担当者 |
齊藤美香 新畑智也 中村俊樹 石川吾郎 瀧屋俊幸 伊藤裕之 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 甘味種コムギ種子中の糖濃度は、開花後25-30日に最も高くなる。その全粒粉は、糖以外にフルクタンを中心とする食物繊維に富む。また、その全粒粉配合は、製パン時の酵母の発酵を促進する。 |
キーワード | 甘味種コムギ、糖、フルクタン、食物繊維、遊離アミノ酸、製パン |
背景・ねらい | 東北農研は、コムギの澱粉変異体であるモチコムギ(Wx)と高アミロースコムギ(HA)を開発している。Wxは、アミロース合成のキー酵素である顆粒結合型澱粉合成酵素Ⅰ型の働きを欠く。一方、HAは、アミロペクチンの合成に関与する酵素の一つである澱粉合成酵素Ⅱa型の働きを完全に欠き、短い側鎖からなるアミロペクチンの側鎖を持つと同時に通常品種に比べて3割ほど高いアミロース含量を示す。これら2種の変異体の交配により、甘味種コムギ(SW)が開発されている。SWにおいては、未熟種子で高いマルトース含量を示すことは報告されているが、その蓄積の経過や完熟種子の成分に関しての分析はなされていない。本研究では、SWの開花から完熟までの種子における糖含量の変化、及びその全粒粉に関する澱粉特性、成分に関する特徴を調査し、今後の加工利用に関する情報として提供する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/tarc/2011/112d0_10_14.html |
カテゴリ | 加工 機能性 小麦 品種 |