グルコース測定に基づく糖質米の新たな簡易選抜

タイトル グルコース測定に基づく糖質米の新たな簡易選抜
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所
研究期間 2010~2013
研究担当者 濱田茂樹
鈴木啓太郎
鈴木保宏
発行年度 2013
要約 米粒中のグルコース含有率とフィトグリコーゲン含有率の間には、正の相関がある。この相関を活用してグルコース含有率を測定することで、糖質米を簡易に選抜することが可能である。
キーワード sugary-1、糖質米、フィトグリコーゲン、グルコース
背景・ねらい 米の多用途利用には、特色ある米の育成が重要である。糖質米品種 (sugary-1) は、胚乳内部にデンプンの代わりにフィトグリコーゲンを蓄積することから、これまでの米とは異なった加工特性を示す。さらに、ギャバ含有率も一般品種と比較し3倍程度高いことが知られ、新たな利用価値が期待される。しかしその一方で、糖質米の玄米は扁平し外観品質が劣り、精米できなかった。そこで、これまでの扁平な外観に頼った選抜法ではなく、新たな選抜法を開発することを目的とする。
成果の内容・特徴
  1. 玄米半粒をグルコース検出試薬の中に浸すことで、糖質米粒を簡単に判別することができる。糖質米品種「あゆのひかり」や糖質米系統「北陸糖237号」は他の品種と比較し、4~5倍程度のグルコース含有率を示す(図1)。
  2. グルコース含有率は、フィトグリコーゲン含有率と正の相関を示す(図2A)。「北陸糖237号」と「コシヒカリ」を交配して得られたF2集団の遺伝解析においても、グルコースとフィトグリコーゲンの含有率は正の相関を示し、劣性一遺伝子変異として期待される分離を示すことから、グルコース含有率により選抜は可能であると判断できる(図2B)。
  3. 上記のF2集団から選抜された糖質米後代系統(F4)の玄米では、米粒の厚さが増している(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 玄米半粒をグルコース検出試薬に浸すだけで糖質米を判別できるため、交配後代の一次選抜に適している。
図表1 236455-1.jpg
図表2 236455-2.jpg
図表3 236455-3.jpg
研究内容 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nics/2013/nics13_s01.html
カテゴリ 加工特性 品種

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