タイトル | リンゴの早期落果程度の評価には幼果の肥大量の測定が有効である |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2010~2013 |
研究担当者 |
岩波宏 守谷(田中)友紀 本多親子 和田雅人 森谷茂樹 岡田和馬 土師岳 阿部和幸 |
発行年度 | 2013 |
要約 | リンゴの幼果期の落果(早期落果)程度は樹により大きく異なる。幼果の肥大量は、果そうの葉数によらず樹内のどの果そうでも一定で落果率と高い相関がある。落果程度の差を評価するには、落果率より幼果の肥大量を求める方が、変動が少なく有効である。 |
キーワード | リンゴ、早期落果、品種間差、果実肥大 |
背景・ねらい | リンゴ栽培では摘果作業に多大な労力がかかる。リンゴには摘果剤が開発されているが、現在登録されているものは天候や品種により十分な摘果効果が得られないため、新規の薬剤の探索が進められている。一方、リンゴには結実した幼果が自然に落果する早期落果という現象も普通にみられ、特に落果時期が早く落果程度の大きいものを「自家摘果性」と呼び、自家摘果性を有する品種は摘果作業の労力を軽減すると期待されている。 摘果剤の効果および早期落果性の品種間差を評価するには、処理樹間もしくは品種による落果程度の違いを明らかにする必要があるが、これまで一般的に用いられてきた指標である落果率は、樹勢の影響を受けやすく、明確な違いが現れにくい。そこで、落果率に代わる落果程度の違いを評価できる新たな指標を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/fruit/2013/fruit13_s07.html |
カテゴリ | 品種 薬剤 りんご |