タイトル | もち米の胴割を安価・簡易に検査する「もち米胴割粒透視器」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2012~2013 |
研究担当者 |
蔦瑞樹 杉山純一 吉村正俊 |
発行年度 | 2013 |
要約 | もち玄米の胴割を簡易に目視判別するために、500-750nmの光を、米粒の長軸方向から斜めに照射することが有効なことを明らかにした。また、本成果を活用し、株式会社ケット科学研究所ともち米胴割粒透視器を共同開発し、2013年5月に製品化した。 |
キーワード | もち米、玄米、胴割、亀裂、検知 |
背景・ねらい | もち玄米の胴割粒は潜在的な破砕粒であり、精米時の歩留りに悪影響を及ぼすだけでなく、餅においては粒のまま残って食感を悪化させる要因、赤飯やおこわではその外観を損なう不完全粒として最終製品の品質をも低下させる。このため、JAや農業生産法人等のもち米生産者及び流通業者においては、加工・流通前にもち玄米の胴割を検出し、その品質を管理する技術の開発が求められている。うるち玄米の胴割粒を目視で判別する手法は確立されているが、もち玄米は白濁しているため、目視で判別することは困難である。このため、もち米の胴割粒混入率は、玄米を精米して生じる破砕粒を計数して算出されているが、精米に時間と手間を要し、また商品の精米を経て事後的に胴割混入率が明らかになるという問題があることから、精米せずにもち玄米のまま胴割を検査する手法の開発が強く求められている。本成果は、もち玄米に関する(1)観察波長および(2)玄米に対する照明の方向が胴割の検出精度に及ぼす影響の検討と、その結果に基づいた、もち玄米の胴割を精米せず簡易に目視判別する技術を提供するものである。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nfri/2013/13_063.html |
カテゴリ | 加工 |