| タイトル | サワラの漁況予測技術 |
|---|---|
| 担当機関 | 新潟県水産海洋研究所 |
| 研究期間 | 2012~2013 |
| 研究担当者 |
池田怜 |
| 発行年度 | 2014 |
| 要約 | 2000年頃から日本海で増加したサワラ資源を有効に利用するため、0歳魚(さごし)の来遊量から新潟県の本州沿岸および佐渡における1歳魚(さわら)の漁況を予測する技術を開発した。 |
| 背景・ねらい | 2000年頃から日本海でサワラの漁獲量が増加し、新潟県においても重要な漁獲対象種となっている。特に県北部地域では夏~秋期の釣りによる漁獲が増加し、これらサワラ資源の有効利用と効率的な操業を推進するためには、漁期前に漁況情報を提供するための予報技術の開発が必要である。 |
| 成果の内容・特徴 | ・日本海北部海域の各県のサワラの漁獲量及び金額のデータから月別に2002年以降のさごし(0歳)およびさわら(1歳以上)の銘柄別漁獲量を推定した。年齢起算日は7月1日とした。 ・農林水産省実用技術開発事業「日本海で急増したサワラを有効利用するための技術開発」で蓄積された日本海におけるサワラの分布回遊についての知見に基づき(図1)、富山県東部、新潟県本州沿岸、山形県の9~12月のさごし漁獲量と新潟県本州沿岸のその後の4~6月の漁獲量の関係を検討したところ、正の相関関係が見られた(図2)。この関係により、秋期のさごし漁獲量から春期のさごし漁獲量を予測できる(図3)。予測された春期のさごしの水準は、その後の夏~秋のさわらの水準を表していると考えられる。 ・新潟県佐渡以北~青森県日本海側の3~6月のさごしの漁獲量と佐渡の翌年4~6月のさわらの漁獲量には正の相関関係が見られた(図4)。この関係により、春期のさごしの漁獲量から翌年春期のさわら漁獲量を予測できる。さらに、2歳魚、3歳魚を考慮した次の重回帰式により計算すると、より精度の高い予測ができる(図5)。Y=a0+a1・X1+a2・X2+a3・X3〔X:3~6月さごし漁獲量(X1:1年前,X2:2年前,X3:3年前),Y:4~6月さわら予想漁獲量〕 |
| 成果の活用面・留意点 | ・次漁期の漁模様が事前に想定できるようになった。近年、県北部地域でさわらを狙った釣りによる漁獲が増加しており、不漁が予想される場合は他魚種へ転換できるなど、漁業者の効率的な操業に寄与している。また、春期にさわらが漁獲される佐渡の定置網でも経営の見通しが立って販売戦略などで活用できるなど、資源の合理的利用が期待できる。 ・0歳魚の来遊量の指標の取り方について、より高い予測精度となる方法を検討していく必要がある。また、特異的な海況が見られたり、回遊パターンが変化したりする場合も予測手法の検討が必要になる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 図表5 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4763&YEAR=2014 |
| カテゴリ | 経営管理 |
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