タイトル | 開花時高温不稔の回避に有効なイネ近縁野生種由来早朝開花性QTL |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 2006~2014 |
研究担当者 |
平林秀介 石丸努 神戸崇 竹本陽子 竹内善信 小川紹文 梶亮太 近藤始彦 安東郁男 |
発行年度 | 2014 |
要約 | イネ近縁野生種O. officinalis由来の早朝開花性系統「EMF20」は2つの早朝開花性QTL(qEMF3,qEMF8)を持つ。そのうちqEMF3は「南京11号」遺伝背景下で、開花を1時間30分早める効果があり、早朝の比較的低温下で開花することから、開花時の気温が35°C以上で発生する高温不稔を回避できる。 |
キーワード | イネ、近縁野生種、高温不稔、早朝開花性、QTL解析 |
背景・ねらい | イネは高温に対して開花時に最も感受性が高く、今後の温暖化の進行により高温不稔を誘発するレベルの異常高温に遭遇する可能性がある。開花時刻の早朝化は開花時の高温不稔軽減に有効な形質である。O. officinalis由来の早朝開花性についてQTL解析を行うとともに,検出された2つのQTLのうち第3染色体短腕上のQTL(qEMF3)について,早朝開花性の効果の確認、高温不稔回避性の確認を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nics/2014/nics14_s03.html |
カテゴリ | 高温耐性 |