タイトル | FMP21遺伝子の発現量増加は出芽酵母の高温耐性を強化する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2012~2014 |
研究担当者 |
中村敏英 山本まみ 齋藤勝一 安藤聡 島純 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 出芽酵母におけるFMP21遺伝子の発現量増加比率は、菌株の高温耐性能と相関がある。出芽酵母でFMP21遺伝子の発現量を増加させると高温耐性能が向上する。 |
キーワード | 出芽酵母、高温ストレス、エタノール発酵、分子育種 |
背景・ねらい | 稲わら等の未利用バイオマスやサトウキビ等の生物資源からのバイオエタノール生産において、高機能を有するエタノール生産用酵母の利用は、コスト削減や環境負荷低減に高い有効性を発揮するものと期待される。エタノール発酵工程では、発酵熱等による発酵槽の温度上昇が酵母に高温ストレスを与え、生育や発酵機能を大きく阻害することから、多大なエネルギーを使って発酵槽を冷却している。高温条件下でも生育や発酵を阻害されない高温ストレスに強い酵母を使用できれば冷却に必要なエネルギーを減らすことができることから、その育種手法の開発が強く求められている。 本成果では、高温耐性能の異なる出芽酵母を用いて、高温耐性能と発現量増加比率に相関のある遺伝子をDNAマイクロアレイで全遺伝子網羅的に検索を行い、そこから得られた遺伝子が高温耐性能の強化に利用できることについて紹介する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nfri/2014/nfri14_s05.html |
カテゴリ | 育種 環境負荷低減 高温耐性 コスト さとうきび |