タイトル | ヒト甘味受容体の細胞膜表面への移動の仕組み |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2008~2014 |
研究担当者 |
日下部裕子 清水真都香 後藤真生 河合崇行 山下敦子 |
発行年度 | 2014 |
要約 | ペプチドタグを目印として付加した味覚受容体の変異体を開発することにより、味覚受容体が細胞膜表面へ移動していることを確認できるようになる。開発した変異体の利用により、ヒト甘味受容体の細胞膜への移動の仕組みを明らかにできる。 |
キーワード | 味覚受容体、甘味評価系、構造機能解析、培養細胞、マウス |
背景・ねらい | 味覚受容体は、ヒトを含む動物が味を識別するためのセンサーの役割を持つタンパク質分子であり、味覚受容体を培養細胞に導入した味の評価系は、官能評価を補完する方法としてその利用が期待されている。一方、味覚受容体を導入した培養細胞は味に対する応答に安定性を欠くことがある。受容体は、常に細胞膜表面に存在して刺激を受容できるわけでなく、条件によって細胞膜表面に移動するか細胞内に留まるかが変化するためである。よって、味覚受容体が細胞膜表面にどのように移動するかを把握することは、味覚受容体を導入した培養細胞の応答の安定化にとって重要な課題である。そこで、細胞膜表面へ移動した甘味受容体を判別する方法を開発し、その利用によりヒトの甘味受容体が細胞膜表面へ移動する仕組みを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nfri/2014/nfri14_s09.html |
カテゴリ |