タイトル | バイオ炭の理化学的特徴を考慮した畑地基盤の改良技術 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
亀山幸司 宮本輝仁 岩田幸良 塩野隆弘 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 農村地域から発生するバイオマスから製造される各種のバイオ炭は多様な理化学的特徴を有する。バイオ炭の理化学的特徴を考慮することで、炭素貯留を行いながら畑地基盤を効果的に改良でき、特殊土壌地帯等における畑地の土地利用集積の推進に貢献できる。 |
キーワード | バイオ炭、バイオマス原料、熱分解温度、土壌改良、炭素貯留 |
背景・ねらい | 農山村地域では、地域産業から多様なバイオマスが発生するが、十分には利活用されていない。この対応策として、バイオマスからバイオ炭を製造し、農地土壌に資材として施用して有効活用することが考えられるが、農地施用に伴う炭素貯留や土壌理化学性改善の効果(図1)については十分に検証されていない。また、畑地の土地利用集積による大規模化を進めるにあたっては、特に特殊土壌地帯等おいて従前圃場間の土壌理化学性の不均質性が阻害要因となっており、畑地基盤の均衡化技術が求められている。 そこで、北陸管内や沖縄県における特殊土壌を対象に実証試験を行い、バイオ炭の農地施用による炭素貯留や理化学性の改善効果を検証するとともに、原材料や生成温度等の製造条件によるバイオ炭の理化学性の違いを考慮した畑地基盤の改良のためのバイオ炭選択法を明らかにする。これにより、畑地基盤の均質化が図られ、平成27年12月に農林水産大臣が示した「農用地等の確保等に関する基本方針」に係る取組の推進に貢献する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2015/15_088.html |
カテゴリ | さとうきび 大規模化 土壌改良 鶏 |