タイトル | 低温糊化でん粉を含むサツマイモ「クイックスイート」のマルトース生成メカニズム |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
中村善行 高田明子 藏之内利和 増田亮一 片山健二 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 糊化開始温度が極めて低い(約55℃)でん粉を含むサツマイモ「クイックスイート」では、「ベニアズマ」(糊化開始温度約75℃)より低い加熱温度からマルトース生成が始まる。また、β-アミラーゼが「ベニアズマ」より高い温度まで活性を維持する。 |
キーワード | クイックスイート、ベニアズマ、マルトース生成、でん粉糊化、加熱温度 |
背景・ねらい | サツマイモを加熱調理すると糊化したでん粉がβ-アミラーゼで分解され、多量のマルトースが生成して甘さが著しく増す。したがって、でん粉の糊化し易さやβ-アミラーゼ活性はサツマイモの甘さに深く関わると考えられる。「クイックスイート」は糊化温度が通常の品種等に比べ格段に低いでん粉を含み、調理時間が短くても甘くなる利点を有するが、そのマルトース生成メカニズムは充分に明らかになっていない。そこで、この品種のマルトース生成の様相を糊化温度が通常のでん粉を有する品種(「ベニアズマ」)と比較検討し、「クイックスイート」におけるマルトース生成の特徴を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nics/2015/nics15_s07.html |
カテゴリ | 品種 |