スルメイカ冬季発生系群の加入量予測モデルの開発

タイトル スルメイカ冬季発生系群の加入量予測モデルの開発
担当機関 (国研)水産研究・教育機構 北海道区水産研究所釧路庁舎
研究期間 2011~2015
研究担当者 山下紀生
加賀敏樹
岡本 俊
発行年度 2016
要約 加入量予測モデルは2013年度の成果報告で公表された様に、既に開発が完了しており、本研究では加入したスルメイカの漁場への来遊機構に関する結果を紹介する。漁場別来遊量は海洋環境の影響を受けて変化する。太平洋北上回遊期の分布予測モデル(ハビタットモデル)を作成し、どのような環境の変数が空間分布に影響しているのか、主漁場における来遊量を定量的に予測するための試みを実施した。
背景・ねらい 加入量予測モデルは2013年度の成果報告で公表された様に、既に開発が完了しており、本研究では加入したスルメイカの漁場への来遊機構について取り組んだ結果を紹介する。漁場毎の来遊量は海洋環境の影響を受けて大きく変化する。太平洋における北上回遊期のスルメイカの分布予測モデル(ハビタットモデル)を作成し、どのような環境変数がスルメイカの空間分布に影響しているのか、分布回遊に近年変化がみられているか、作成したハビタットモデルを応用し、太平洋の道東、三陸、津軽海峡~道南における来遊量を定量的に予測するための試みを実施した。 
成果の内容・特徴 FRA-ROMSの解析値(0.1度×0.1度メッシュ)に基づく海洋環境情報とFRESCOデータベース等によるスルメイカの生息位置情報を組み合わせて、ハビタットモデルを作成した(図1)。ハビタットモデルには、最も推定精度が高かったランダムフォレストモデルを使用した。モデルから分布確率に特に強く影響している変数は、表面水温と200 m塩分であった。三陸における不漁年である2015年は、東経145度以東で分布確率が高いと予測されており、4月頃に三陸周辺に冷水が入り込んでいたことが影響し、多くのスルメイカが沖合を北上したためと考えられた(図2)。各漁場への来遊量に影響した環境要因には三陸周辺の塩分、津軽海峡内表面水温、三陸周辺の海面高度で、これらを説明変数として来遊量の予測値を算定した。実際に観測された来遊量指標値と比較した結果、各漁場において有意な相関(P < 0.05)が得られた(図3)。 
成果の活用面・留意点 海洋環境とスルメイカの生息情報を元に分布回遊のモデル化と、漁場への来遊量をある程度予測することができた。2015年の三陸の不漁要因として、分布回遊経路が沖合化した影響が含まれている可能性を示すことができた。さらなる精度向上の課題はあるものの、定量的な漁況予測に繋がる成果であり、分布回遊の予測出力は、漁場探索ツールの一つとしての活用が今後期待できる。 
研究内容 http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=6115&YEAR=2016
カテゴリ データベース

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