タイトル | わかめ加工品の産地判別の指標となる微量元素 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究期間 | 2011~2016 |
研究担当者 |
鈴木彌生子 國分敦子 絵面智宏 阿部洋俊 濱田真子 加藤栄一 |
発行年度 | 2016 |
要約 | わかめの産地判別技術開発のため、加工度の異なる原藻わかめ、湯通し塩蔵わかめ、乾わかめについて、加工工程の影響を受けにくい微量元素を選定する。3種の微量元素(Ba、AsおよびCd)が、鳴門産・三陸産・中国産・韓国産のわかめ加工品の産地判別の指標となりうる。 |
キーワード | 微量元素分析、加工工程、わかめ加工品、産地判別 |
背景・ねらい | 2008年から2016年にかけてわかめの産地偽装問題が発生し、科学的手法によるわかめの産地判別技術の開発が求められている。わかめの主な加工品は、原藻わかめ(原料)を湯通し後に塩蔵して製造される湯通し塩蔵わかめ(一次加工品)と、湯通し塩蔵わかめを洗浄・乾燥して製造される乾わかめ(二次加工品)である。これまでに、湯通し塩蔵わかめについては、安定同位体比分析および微量元素分析の併用により、産地判別の可能性を見出している。しかし、一般に微量元素は水溶性が高く、加工工程で流出・流入する可能性が高いことや、副原料である塩にも含まれることから、湯通し塩蔵わかめの産地判別モデルを他のわかめ加工品に適用することは困難と考えられる。そのため、本研究では、原藻わかめと乾わかめを加えた3種のわかめを対象とし、2011年と2012年に三陸、鳴門、中国(遼寧省の大連市付近)、韓国(南西部の全羅南道)で収穫・加工された試料について、水洗浄や塩蔵などの加工工程を経ても濃度変化が少ない微量元素を検討する。選抜した加工工程の影響を受けにくい微量元素を用い、鳴門産・三陸産・中国産・韓国産の原藻わかめ、湯通し塩蔵わかめ、乾わかめについて産地判別への可能性を検証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2016/nfri16_s15.html |
カテゴリ | 加工 乾燥 |