タイトル | 黒毛和種繁殖牛に対する「たちすずか」WCSの飼料特性を活かした飼料設計 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター |
研究期間 | 2013~2017 |
研究担当者 |
大島一修 後藤裕司 堤道生 大谷一郎 山本直幸 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 「たちすずか」WCSは非繊維性炭水化物(NFC)が高く、粗蛋白質(CP)が低い飼料である。要求量に対するCP不足を補った上で、飼料全体のNFCと分解性蛋白質(DIP)の比率(NFC/DIP)を5.0~6.0程度にすると、分娩後に良好な繁殖性が維持できる。 |
キーワード | 「たちすずか」WCS、黒毛和種繁殖牛、非繊維性炭水化物、分解性蛋白質 |
背景・ねらい | 飼料イネ「たちすずか」は茎葉部の糖含量と繊維の消化性が高い特性を持ち、ホールクロップサイレージ(WCS)調製すると発酵品質や非繊維性炭水化物(NFC)が高く、粗蛋白質(CP)が低い飼料特性を示すWCSが生産される。「たちすずか」WCSは発酵品質が高いため、ウシの嗜好性も良いが、肉用種繁殖牛への給与においては、NFCが高く、CPが低い飼料特性を念頭に置いた、適切な飼料設計と給与が重要となる。肉用種繁殖牛に対する飼養管理においては、ルーメン内で、生息する微生物の増殖基質となる分解性蛋白質(DIP)と活動エネルギー源であるNFCのバランスが、胚採取成績に影響する事が示されており、このバランスは分娩後の繁殖成績に影響する事も想定される。そこで、黒毛和種繁殖牛に対して「たちすずか」WCSを取り入れた飼養管理を行い、生産性(分娩後の繁殖性)への影響を明らかにし、高生産性が維持できる飼養管理技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/warc/2017/warc17_s08.html |
カテゴリ | 飼育技術 飼料設計 大豆 繁殖性改善 |