タイトル | 反収900kg以上の多収米が安定収穫可能となる小型汎用コンバイン用の多収米収穫キット |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター |
研究期間 | 2015~2017 |
研究担当者 |
加藤仁 嶋津光辰 梅田直円 山本亮 関正裕 大野智史 福田禎彦 木村敦 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 開発した多収米収穫キット(多収米用揺動選別部品と多収米用穀粒搬送部品)を小型汎用コンバインの標準部品と交換することにより、粗玄米収量900~1,000kg/10aの多収米を主食用米と同程度の精度と作業速度で安定して収穫することが可能となる。 |
キーワード | 小型汎用コンバイン、多収米、安定収穫 |
背景・ねらい | 粗玄米収量900~1,000kg/10aの多収米に対して自脱コンバインでは刈取部や搬送部での詰まりが生じることから収穫は困難とされてきた。一方、汎用コンバインは任意の高さで作物を刈り取り、チェーンコンベヤで作物全量を脱穀部へ搬送し脱穀する構造のため刈高さを高くすることで脱穀部に流入するワラ量を減少させて収穫負荷を低減させることが可能であり、農研機構で開発された小型汎用コンバインでは刈高さ30cmで高刈り収穫しても脱穀損失を増加させることは無い。しかし、多収米収穫はこぎ胴受け網から流下する籾屑の物量が多いため、標準の揺動選別部ではチャフシーブのフィンの間でワラ屑がブリッジした状態になり、チャフシーブ上を閉塞し選別損失が増加する。また、穀粒流量も多いため、作業速度が速くなると穀粒搬送部に詰まりが生じ収穫が困難とされてきた。 そこで、本研究では小型汎用コンバインにて多収米収穫に適した揺動選別部と穀粒搬送部の開発を行い、標準部品と交換することで反収900~1,000kgの多収米でも主食用米と同程度の作業精度、作業速度で安定的な収穫を可能とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/carc/2018/18_004.html |
カテゴリ | 水稲 大豆 多収米 品種 |