タイトル | メッシュ農業気象データを使用した改良版牧草播種晩限日計算プログラム |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2010~2018 |
研究担当者 |
井上聡 奥村健治 根本学 高田寛之 松村哲夫 藤井弘毅 林拓 酒井治 出口健三郎 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 本プログラムは、メッシュ農業気象データを使用して、簡便かつ正確に牧草播種晩限日を推定計算する改良版である。計算対象地点のメッシュデータを真値とすると、近傍の気象庁アメダスデータを使用して計算した従来版の推定誤差(RMSE)は約3日である。 |
キーワード | 草地更新、夏季造成、メッシュ農業気象データ、エクセル(表計算ソフト)、牧草播種晩限日計算プログラム |
背景・ねらい | 北海道における牧草は近年、越冬性に優れた品種開発と秋季の顕著な温暖化傾向により、7月までの春季播種から夏季播種へと移行しつつある。夏季播種は、播種当年の1番草を自給飼料として確保した後に播種するため、春季播種の場合には必要な飼料購入費を削減できる。また、夏以降の雑草競合を回避して生育するため植生改善効果が大きく、高品質飼料による乳量増加を期待できる。一方、播種晩限日(播種を終えるべき日)より播種が遅れた結果、生育不足のため越冬できず、追播による種子・作業コストの経済損失が生じる事例が急増している。先に開発した気象庁アメダスデータ使用版(以後アメダス版)は、計算対象地点の近傍アメダス観測点データを用いるため、地点間の気温差による播種晩限日の計算誤差が懸念される。そこで、対象地点を含むメッシュの気象データを使用するメッシュ農業気象データ使用版(以後メッシュ版)に改良し、データ駆動型夏季播種技術の現場普及を促進する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
1)メッシュ農業気象データは利用時に登録が必要である。 2)北海道農政部生産振興局技術普及課「8月の営農技術対策」等に引用され、普及センター等での営農指導に広く活用されている。http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/gijyutu/30/3008.pdf 3)播種作業マニュアル「強害雑草防除マニュアル2016」に引用され、播種計画に利用されている。
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2018/18_063.html |
カテゴリ | 病害虫 コスト 雑草 播種 品種開発 |