タイトル | DNAバーコーディングによるセイヨウミツバチが利用する花粉種組成の定量的分析手法 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2016~2017 |
研究担当者 |
加茂綱嗣 楠本良延 德岡良則 大久保悟 早川宗志 芳山三喜雄 木村澄 小沼明弘 |
発行年度 | 2018 |
要約 | セイヨウミツバチが巣箱に持ち帰る花粉団子の一部を個別に秤量した後、DNAバーコーディングを用いて種同定し、種(属)ごとの重量を合算する方法である。本手法により、セイヨウミツバチが花粉資源としてどのような花を利用していたかを知ることができる。 |
キーワード | セイヨウミツバチ、花粉団子、DNAバーコーディング、サンガー法 |
背景・ねらい | 施設園芸では多くの場合、交配をセイヨウミツバチに行わせており、その巣箱の安定供給は園芸作物の品質維持と安定生産のために必要不可欠である。セイヨウミツバチのコロニーの順調な成長には、春から秋まで有用な花粉資源が絶え間なく供給されることが必須である。従来、花資源の把握のために用いられてきたセイヨウミツバチの花粉団子の種同定は、働き蜂が巣箱に持ち帰る花粉団子の一定量をまとめて粉砕し、顕微鏡観察もしくは次世代シーケンサーで分析する方法が一般的であった。前者は専門知識を要する点と種の特定が難しい点、後者は種組成の定量性に欠く点と検出されない種があり得る点が欠点であり、技術の開発が求められている。 本研究では、セイヨウミツバチの一個の花粉団子は通常単一の植物種の花粉から構成されている特徴を利用し、サンプリングされた花粉団子の一定量を個別に秤量した後、DNAバーコーディングを用いて種同定する手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2018/niaes18_s06.html |
カテゴリ | 経営管理 コスト 施設園芸 そば データベース ミツバチ |