タイトル | ニホンナシ成熟果実の糖成分および全糖含量のQTLの同定 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2015~2018 |
研究担当者 |
西尾聡悟 齋藤寿広 寺上伸吾 髙田教臣 加藤秀憲 板井章浩 山本俊哉 |
発行年度 | 2018 |
要約 | ニホンナシ成熟果実の主要な糖の含量を、育種実生集団においてQTL解析すると、スクロースからフルクトースとグルコースの代謝に関わるQTLが第1連鎖群と第7連鎖群に、全糖含量のQTLが第11連鎖群に同定される。 |
キーワード | DNAマーカー、スクロース、フルクトース、液胞型インベルターゼ |
背景・ねらい | 果樹において甘さは果実品質を決定する上で最も重要な指標である。バラ科果樹はソルビトールを転流糖とし、果実の成熟過程で様々な酵素による代謝を経て、成熟果実においてはスクロース、フルクトース、グルコース、ソルビトールの4種類の主要な糖が蓄積する(図1)。これらは甘味度が異なり、スクロースに対して、フルクトースは1.50~1.75倍、グルコースは0.70~0.80倍、ソルビトールは0.55-0.70倍の甘さが感じられることが報告されている。農研機構のニホンナシ育種では、全糖含量が高く、かつ甘味度の高いスクロースやフルクトースの比率が高い品種の育成を目指している。そこで、本研究では交雑実生集団の成熟果実中の糖成分と全糖含量を測定し、高含有化に関わるゲノム領域をQTL解析で明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2018/nifts18_s07.html |
カテゴリ | 育種 DNAマーカー 日本なし ばら 品種 |