マイクロアレイ法を用いたウイルス応答反応の解析と育種への応用
摘要 マイクロアレイを利用した9種イネウイルスの感染応答に関する網羅的データ解析により、RDVの強、中及び弱毒系統の解析からウイルス感染で誘導される植物体の萎縮や葉の白斑等の病徴と遺伝子発現の関係を解明...
摘要 作成した形質転換ナスについて果実におけるカドミウム蓄積量、組織レベルでのカドミウムや他の重金属の分布等を解析し、カドミウム逓減に重要な遺伝子およびその発現部位の検討を行った。
異種間生殖系列キメラを用いた魚類の配偶子誘導に関わる実証的研究
摘要 ホスト胚移植により凍結/解凍PGC(始原生殖細胞)の運動性をコイで検討、移植したコイPGCは凍結/解凍後も運動性を持ち、生殖隆起へ移動し、一部は1月以上ホストの生殖隆起内で生存、増殖することを明らか...
シロアリ消化系をモデルとした木質バイオマス総合利用システムの確立
摘要 リコンビナント酵素の濃縮を試みることによって、シロアリ中腸内と同様な酵素濃度での分解試験環境を構築した。また、濃縮された酵素を用い、 in vitroにおける分解系の最適化を行った。
シロアリ消化系をモデルとした木質バイオマス総合利用システムの確立
摘要 昨年度に考案した新たなシロアリ中腸型木質糖化装置を用いて、リコンビナント生産したシロアリ内源性セルラーゼとβーグルコシダーゼによる木粉の糖化と生成糖の回収を行った。糖化系全体のパフォーマンス・...
摘要 シロアリ及びその共生原生生物由来の各種セルラーゼの精製のために、酵素遺伝子発現を行った。発現の認められた酵素について麹菌での発現系に移行して生産した。また、バイオマス分解系酵素を効率的に生産す...
摘要 後腸完全分解システムの解明のために多種の原生生物内で働く関連因子群を取得した。その動態解明に必須なゲノムを解析した。これらによる既得及び新規の酵素の各種バイオマスに対する分解能評価を進めた。シ...
摘要 アフィニティー精製用タグを付したARL8を発現するタバコBY-2細胞から、ARL8と共精製されたタンパク質を新規に同定した。出芽酵母を用いたヘテロローガス発現系で、GMP化能を有するToMV 130Kタンパク質が、分...
RNA篩管長距離輸送機構による接ぎ木園芸作物の新規品種改良技術の開発
摘要 篩管輸送RNAの導入により、接ぎ木を介して穂木にも矮性をもたらすリンゴ台木品種のマルバカイドウ台木を作出した。ウイロイド病抵抗性を台木から穂木に付与するシステムをタバコで実証する等篩管輸送RNAの機...
摘要 多糖類が消化管免疫及び全身性免疫とのクロストークに及ぼす効果の解析を進めた。また、自然免疫シグナル受容・伝達経路を欠損する実験動物の消化管免疫細胞機能と動態のを明らかにした。さらに、ガゴメ昆布...
摘要 食品代謝に関わる23種のヒトP450分子種の遺伝子クローニングを行い、組換え大腸菌を用いて食品関連化合物の毒性発現機構を明らかにした。カビ毒の添加・回収実験を実施し、実食品に対してもヒトP450酸素セン...
摘要 アガロースゲルと酸素センサーを積層化し、P450酸素センサーの検出感度を約10倍に上昇させることに成功した。P450酸素センサーから得られたP450反応パターンを解析した結果、食品中の毒性化合物の毒性と反応...
摘要 神戸大より供与された23種のヒトP450発現系について、組換え大腸菌におけるP450発現条件の至適化とP450の構造解析を行い、多様な構造をもつ食品化合物がヒト体内で代謝活性化される分子メカニズムを明らかに...
摘要 (1)CLEペプチドの機能の網羅的解析、維管束形成に関与するCLEペプチドの機能の解析、CLEペプチドシグナル伝達経路の解明、イネのCLEペプチドとそれをコードする遺伝子の機能解析、CLEペプチドとその誘導体の...
摘要 MCLV3アゴニスト・アンタゴニストの合成と応用、センチュウCLEペプチドの同定とその類縁体の生理作用検定およびCLEグリコペプチドとその受容体の解析に関する研究を行った。
精原細胞移植を用いた代理親魚技法の構築:サバにマグロを生ませる
摘要 クロマグロの精原細胞を濃縮する技法を開発した。クロマグロの精原細胞をスマへ移植することで、移植細胞が宿主生殖腺に生着し、減数分裂を開始することを見出した。酵素処理により精巣から単離した精原細胞...
げっ歯類モデルを用いたメタスチンの作用解明とウシの繁殖機能制法開発
摘要 Kiss1-GFPマウス及びKiss1-floxedマウスの作製に成功した。2群のメタスチンニューロンにおけるKiss1発現を脳領域特異的に制御するエンハンサー領域を明らかにし、脳領域特異的Creリコンビナーゼ発現Tgマウス...
摘要 ヤギ脳組織でのin situ hybridization(ISH)法を確立した。その手法を用いて、ヤギ脳内では視索前野及び弓状核といった神経核に限局してメタスチンニューロン群が存在すること、それらの発現が性腺ステロイド...
硬骨魚類脳内メタスチン神経系によるGnRHニューロン調節のメカニズム
摘要 メタスチンに関するTgメダカの作製を世界に先駆けて成功した。Kiss1遺伝子発現ニューロンがGFP蛍光標識されたTgメダカの系統確立を行い、メタスチンニューロンの電気生理学的活動記録を、メダカの脳のin vit...
水田土壌微生物コミュニティーのN20除去機能の解明と低減化への利用
摘要 水田土壌のN2O除去脱窒菌群を土壌DNA解析から明らかにし、新規手法により単離した。その中からN2O除去能の高い菌株を選抜して性質を明らかにし、畑土壌やペレット肥料に導入してN2O発生を低減化した。