m.栄養素による遺伝子発現調節機能の解明

課題名 m.栄養素による遺伝子発現調節機能の解明
課題番号 2008010635
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,分子栄養研究チーム
協力分担関係 家畜改良センター
農林水産先端技術研究所
九州東海大学
茨城大学
(株)日本農産工業研究開発センター
千葉県畜産総合研究センター
日本大学
北海道大学大学院
三重大学
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)アミノ酸による筋肉のたんぱく質代謝の調節機能の解明に向けて、必須アミノ酸の一つであるロイシンはホスフォチジルイノシトー3リン酸化酵素(PI3K)およびプロテインキナーゼC(PKC)を介して骨格筋たんぱく質分解を抑制する可能性を見出した。2)筋肉における脂肪蓄積を調節する機構の解明に向けて、豚の肥育後期に飼料米を給与すると、皮下脂肪の脂肪酸組成においてオレイン酸の比率が高くなり、リノール酸とα-リノレン酸の比率が低くなることを確認した。これは、飼料米の給与は、硬くて締まりのある脂肪を含有する豚肉の生産につながる可能性を示すものである。3)ビタミンが発現に関与する遺伝子を解明する手がかりとして、黒毛和種去勢牛へのビタミンA給与制限が血漿グレリン濃度を低下させることを明らかにし、グレリン濃度の低下が採食量減少に影響を与えている可能性を見出した。4)ルーメン微生物相制御技術に関わる基礎的知見として、ルーメン微生物生態系からクエン酸、フマル酸、リンゴ酸に感応するセンサーたんぱく質が見つかったことから、ルーメン内にはクエン酸などに応答して代謝調節を行う細菌が存在することを明らかにした。
カテゴリ りんご

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