g.暖地・南西諸島の農業を支えるさとうきび等資源作物の低コスト安定生産技術の開発

課題名 g.暖地・南西諸島の農業を支えるさとうきび等資源作物の低コスト安定生産技術の開発
課題番号 2010014833
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,バイオマス・資源作物開発チーム
協力分担関係 沖縄県農業研究センター
鹿児島県農業開発総合センター
宮崎大学
信州大学
雪印種苗
鳥取県ゼンヤクノー
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)「NiF8」以上の生産性を発揮するさとうきび品種育成では、10月収穫が可能な黒糖用さとうきび新品種「KY96T-547」、黒穂病抵抗性で早期収穫向け新品種「KN00-114」を奄美地域向けに育成した。さらに、黒穂病抵抗性で早期高糖性の「NiN24」は、夏植えに適する品種として普及が進んだ。また、トヨタ自動車(株)との共同研究により選抜マーカーを開発した。2)収穫期間拡張が製糖システムに与える影響を解明するため、さとうきび生産と製糖工場との関係をシミュレートする改良モデルを作成し、早期収穫品種の導入が3年目以降に製糖工場のコスト低下をもたらすことを明らかにした。 3)黒穂病抵抗性に優れる飼料用さとうきび新品種「KR98-1003」を育成した。「KR98-1003」は既存品種「KRFo93-1」並の多収であり、飼料用サトウキビの株出し栽培で重要な黒穂病の発生が懸念される奄美地域以南でもさとうきびを用いた飼料生産が可能になった。4)バイオマス生産量の高い資源作物を開発するため、ICRISATから導入したソルガム遺伝資源を特性評価し、10t/10a以上の生草収量の系統や糖ブリックス値が高い系統を認めた。5)機能性、栄養性を活用した作物素材として、はとむぎ新品種「九州3号」を育成した。「九州3号」は「あきしずく」並の高品質・多収で、葉枯病による不稔粒の発生が少なく、葉枯病常発地域の栽培に適している。
カテゴリ 遺伝資源 機能性 コスト さとうきび 飼料用作物 新品種 水田 ソルガム 抵抗性 低コスト 品種 輪作

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