| 課題名 | c.中山間・傾斜地の立地条件を活用した施設園芸生産のための技術開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2010014852 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,中山間傾斜地域施設園芸研究チーム |
| 協力分担関係 |
徳島県農業研究所 広島県農業技術センター 愛媛県農林水産研究所 山口県農林総合技術センター 広島県農業技術センター 東海大学 高知大学 佐藤産業株式会社 株式会社GTスパイラル 香川県 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | 1)棚田地帯のほ場の再整備技術について、計画区画の切盛土量や法先発生位置の計算精度を上げるため、区画高さ自動調節機能等を付加したほ場設計支援システムを開発した。2)自然災害対策技術について、21年度に提示した棚田法面の遮水技術の実効性を場内試験区で検証して成果情報にとりまとめた。また、21年度から着手した乱流モデルの検証を行い、強風ハザードマップを提示した。3)斜面風・湧水・天水の活用によるハウス内の暑熱緩和技術について、不織布利用による気化冷却で高温期に定植したトマト苗の活着率が向上することを明らかにした。細霧冷房システムでは湿球温度センサ給水部を改良し、市販噴霧ノズル付循環扇を利用したシステムで安定的に現地ハウス内の気温を29℃以下に制御できた。4)湧水などの冷水育苗技術を活用した低段密植栽培技術について、トマト施設栽培で少量培地に対応した低コストな日射量対応型極微量灌水施肥装置を実用化した。得られた成果を中国四国地域マッチングフォーラムで農家や普及指導機関等の関係者に公開し普及促進に努めた。この装置を現地の夏秋トマトの6段摘心栽培に導入した結果、1作で9t/10aの収量を得られることを実証した。渓流水を利用した根域冷却育苗を現地で実施し、日中8時間の根域冷却処理で生育が促進されることを確認した。5)高低差を利用した給液装置による低コストな養液栽培技術について、開発した給液装置により、トマト栽培で20t/10a水準の収量が得られた。約2割の養水分を抑制できる閉鎖式では約18t/10aの収量が得られることを示した。6)自然エネルギーを利用した小規模施設における生産・販売戦略の解明について、開発した建設足場資材利用園芸ハウスでは、0.4mm目合い防虫網を側窓開放部に張った状態でも、高温期の内外気温差は1.5℃高い程度にとどまり換気性が優れていることを明らかにした。また、現地実証試験を踏まえた経営試算を行い慣行栽培に対する優位性を明らかにした。7)エネルギー収支に基づく最適生産システムについて、ハイブリッド小風力発電施設等の地中熱交換装置での利用を想定し、傾斜地形を利用した地中熱交換装置から誘導した冷気(ハウス内気温より約5℃低い)を用いて高温期にトマト根域および生長点を冷却することで、21年度に引き続き約2割の増収を確認した。 |
| カテゴリ | 育苗 経営管理 傾斜地 栽培技術 施設園芸 施設栽培 施肥 中山間地域 低コスト トマト 養液栽培 |