課題名 | f.食品の持つ機能性の利用・制御技術及び機能性食品の開発 |
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課題番号 | 2010014919 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,栄養機能ユニット (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品素材科学研究領域,穀類利用ユニット (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,食品物性ユニット (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,製造工学ユニット (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,反応分離工学ユニット (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,流通工学ユニット |
協力分担関係 |
女子栄養大学栄養科学研究所 キユーピー(株)研究所 学校法人茨城キリスト教学園 茨城キリスト教大学 学校法人慈恵大学 国立大学法人新潟大学 国立大学法人徳島大学 東海物産(株) |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2010 |
摘要 | 生体指標の改善に役立つ食品の開発に関しては、1)機能性多糖として、でんぷん特性に特徴がある高アミロース米の加工・調理法の検討を行い、米飯および麺を用いたヒト試験の結果、一般米に比べて糖尿病の生体指標となる食後の血糖値上昇が抑制されることを明らかにした。2)発芽処理によりGABAが富加された玄米を摂取たマウスは、精白米摂取に比較して新奇環境下の順化能力が高まることを示した。流通・加工・調理における農産物・食品素材の機能性成分の動態解明に関しては、1)鶏由来ジペプチド(アンセリン・カルノシン;ACmix)含有の抗酸化飲料のヒト試験の結果、プラセボ飲料飲用群に比べて、活性酸素種によるDNAの分解が有意に減少することを明らかにした。2)非澱粉性多糖類のキサンタンガムは、澱粉の消化性を抑制する効果を持つことを見出した。健康の維持・向上に役立つ食生活構築のための指針の開発に関しては、1)魚油含有ヨーグルトのヒト試験の結果、魚油を含まないヨーグルトに比べて、血漿中性脂肪が低下傾向を示し、HDL-コレステロールが増加傾向を示し、魚油摂取の抗メタボリックシンドローム効果を明らかにした。2)適正な食生活に関する情報を効果的・効率的に提供するために、家族構成に応じて用意された献立の中から選択することで、熱量・栄養成分摂取充足度などの食事バランス情報を提供するシステムを開発した。 |
カテゴリ | 加工 機能性 機能性成分 機能性食品 鶏 |