果実輸出における害虫付着果及び食入果の流通阻止技術の開発

課題名 果実輸出における害虫付着果及び食入果の流通阻止技術の開発
課題番号 2009014084
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
青森県(農林総合研究センターりんご試験場)
山口県(農林総合技術センター大島柑きつ試験場)
愛媛県(果樹試験場)
広島県(総合技術研究所農業技術センター)
(独)農業生物資源研究所
静岡シブヤ精機(株)
日本農業資材(株)
三州産業(株)
鳥取県(園芸試験場)
奈良県(農業総合センター)
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)果樹の栽培における害虫付着・食入防止技術の開発を行い、リンゴではピレスロイド剤が安定して産卵忌避効果が高く、残効性に優れていることを解明した。ナシの果実袋ではナシヒメシンクイに対する剤を含浸させた果実袋を開発し、安全性と被害防止効果を実証した。ミカンバエではタチバナ種子を用いた人工培地およびポット植え小ミカンを用いた薬剤検定手法を開発した。(2)選果段階において被害果実を検出する技術の開発を行い、近赤外線センサーでリンゴ果実のモモシンクイガ被害果検出はリンゴ果実を上下方向から透過スペクトルを計測し、センサーの誤判別率を平成21年度に11.1%に改善した。MRIでは、果実内の幼虫を非破壊で可視化できることを明らかにし、検出感度を向上とグラディエントエコー法の測定シークエンスなどソフトの最適化によって計測時間を6.4秒以下に短縮した。(3)貯蔵段階の果実内害虫の死滅技術の開発を行い、モモシンクイガの若齢幼虫は短い低温処理日数で殺虫できることを解明した。カキの蒸熱処理技術では、47℃20分の処理により、フジコナカイガラムシなど果実上の害虫が死滅する条件を開発した。果実障害の回避のため果実冷却機を新開発し、良好な結果を得た。ミカンバエでも幼虫を蒸熱処理(45℃×30分)により完全に殺虫でき、その条件が果実品質に悪影響を及ぼさないことを解明した。また、炭酸ガスくん蒸試験でも、濃度60%、35℃、24時間処理で死滅することを見いだした。
カテゴリ 害虫 かき 果実障害 もも 薬剤 輸出 りんご

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