国産果実の輸出促進に向けた低コスト生産・流通システムの開発

課題名 国産果実の輸出促進に向けた低コスト生産・流通システムの開発
課題番号 2009014086
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
山形県(農業総合研究センター農業生産技術試験場)
福岡県(農業総合試験場)
佐賀県(果樹試験場)
鳥取大学
クミアイ化学工業(株)
日本トーカンパッケージ(株)
鳥取県(園芸試験場)
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)輸出に適した大玉で高品質な果実を安定して生産すること目的として、プロヘキサジオンカルシウム塩(PCa)塗布剤とジベレリン(GA)塗布剤の混合処理によるニホンナシの果実肥大促進効果について、試験を実施した。その結果、「豊水」、「新高」、「おさゴールド」、「ゴールド二十世紀」「あきづき」においてはGA単用処理より混合処理でより果実肥大が促進された。しかし、「幸水」では試験実施場所によって効果に振れが認められた。しかし、「幸水」でも市販のGA塗布剤(GA3が主成分)に替えてGA4を塗布剤としてを用いると安定した果実肥大促進増強効果得られることが判明した。以上のことから、ニホンナシにおける新規果実肥大促進技術として、1%PCaを含む塗布剤とGA塗布剤の等量混合剤を果梗に塗布する混合処理法を確立した。(2)リンゴ主要4品種における減圧下1-MCP処理条件を明らかした。また、航空便による輸出過程において出荷箱内が高二酸化炭素条件となる危険性や、大きな衝撃が集中して発生することを明らかにし、果実品質保持のためには船便輸送が望ましいことを明らかにした。また、輸送試験で得られた衝撃データの解析より、輸送工程における衝撃加速度および衝撃回数から果実の商品性に及ぼす影響を予測するモデルを開発した。一方、リンゴ、ニホンナシ、カキ、モモ、中晩柑類、オウトウ、イチゴについて、数種の段ボール箱及び緩衝資材を用いた輸送試験等を実施し、その鮮度保持効果及び傷果発生軽減効果の評価を行い、各々の果実に適した資材の選定を行った。また、イチゴ用に輸送に適した新たな包装容器を開発し、特許出願を行った。
カテゴリ いちご おうとう 出荷調整 低コスト 日本なし 品質保持 品種 もも 輸出 輸送 りんご

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる