課題名 | 露地野菜の高品質・安定供給に向けた品種・系統の育成 |
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課題番号 | 2011017517 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜育種・ゲノム |
協力分担関係 |
渡辺農事(株) お茶の水女子大学 山義食品(株) インデアン食品(株) 東北大学大学院 横浜植木(株) (株)日本農林社 渡辺採種場 茨城農総セ園研 富山農総技セ園研 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2011 |
摘要 | キャベツの根こぶ病抵抗性等に連鎖するDNAマーカーの開発に関しては、抵抗性系統に由来する3個の根こぶ病抵抗性QTLを検出した。3個ともに有する系統は表現型についても抵抗性であり、連鎖マーカーを用いてF1BC1を選抜した。 加工歩留りの高いタマネギ品種の育成に関して、「北交1号」は、現地圃場においても縦径の長い特性が発揮され、剥皮加工の歩留まり性は供試品種中で最も優れた。 春・夏どり短葉性ネギ品種等の育成に関して、a)春夏季生産可能な短葉性ネギ品種の育成では、4~6月の抽だい株率が低く、特に5月どりの収量が高い2系統及び7~9月どりで収量が高く辛味の少ない2系統を選抜した。b)「ネギ安濃交1号」は冬どり用の「ふゆわらべ」より抽だいが遅く、幅広い作型で収量が高いことから、品種登録出願することとした。 このほか、これまでに開発した4-メチルチオ-3-ブテニルグルコシノレート欠失ダイコン素材を利用したダイコンについては、 加工時に黄変化しないダイコン中間母本品種を育成した。加工・業務用向けのカボチャ「北渡交1号」は、果実が大きく、収量性が優れ、果肉も厚いなどの優れた特性が確認され、2カ年の試験結果から品種登録出願する方向で取りまとめることとした。食用種子用ペポカボチャF1系統「豊平交1号」は、早生で少側枝、短節間性及び株元着果性を有し、市販品種に比べて種子収量が高いことから、品種登録出願することとした。DNAマーカー選抜により育成した根こぶ病強度抵抗性ハクサイ品種「あきめき」が農林水産研究成果10大トピックスに選出された。 |
カテゴリ | 加工 かぼちゃ キャベツ 水田 だいこん たまねぎ DNAマーカー 抵抗性 ねぎ はくさい 品種 輪作 |