課題名 | 土壌病虫害診断と耕種的防除技術開発による野菜の環境保全型生産システムの構築 |
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課題番号 | 2011017567 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,環境保全型野菜 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,水田作 |
協力分担関係 |
(株)デザイナーフーズ MKVドリーム株式会社 山形大学 東京農工大学 広島大学 近畿大学 東京都農林総合研究センター 神奈川県農業技術センター 徳島県立農林水産総合技術支援センター 京都府農業総合研究所 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2011 |
摘要 | 土壌微生物・病害虫の診断技術の開発に関しては、a)ダイコンのキタネグサレセンチュウについて、土壌締固め法を介したリアルタイムPCRによる新規検出手法は、従来のベルマン法に比較して精度が高く、被害の有無とセンチュウの検出・未検出が一致することを確認した。また、黒ボク土壌での生食用ダイコンの要防除水準についても、被害発生確率が5%以下で乾土20g当たり6.7頭と従来法では困難であった高精度での設定が可能となることを明らかにした。 b)迅速免疫ろ紙検定(RIPA)法の改良に関して、磨砕緩衝液組成を変えることにより、キュウリ3種ウイルス(CMV、MYSV、ZYMV)の検出感度が上がるとともに、多重RIPA法により同時検出が可能となることを明らかにした。また、赤色と青色の着色ラテックスの混合により、3種ウイルスの陽性反応を容易に識別できることを明らかにした。 病害虫抑制を基幹とする野菜生産技術体系の開発に関しては、光質環境の解明と制御では、ホウレンソウの生育に対する好適RGB比は、55:30:15%(R:G:B)であることを解明するとともに、被覆資材透過光を好適RGB比とするには、Rは紫外線を変換する蛍光資材などを用いて110%に、GとBはそれぞれ60%と35%程度に制御する必要があることを明らかにした。捕食性土着天敵の利用技術では、a)土着天敵のヒメハナカメムシと害虫の種特異的プライマーを利用し、ヒメハナカメムシの体内DNAを検出することにより、捕食歴解析が行えることを明らかにした。b)ナミテントウ成虫活動時期においては、飛ばないナミテントウ放飼区で、飛ぶナミテントウ放飼区よりもワタアブラムシの密度が抑制されることを明らかにした。c)露地ナスや施設ナスにおいて、景観作物のスカエボラを混植することでハナカメムシ類やカスミカメムシ類等の土着天敵の発生量が増加し、害虫の増殖抑制が可能であることを明らかにした。バイオフューミゲーション技術では、プランタ内試験において、カラシナ鋤き込みによる土壌還元消毒法は、ホウレンソウ萎凋病菌密度が比較的高い(103 cfu/g乾土相当)土壌でもフスマ鋤き込みと同等の防除効果を示し、また、その効果は処理後1作目だけでなく、2作目でも認められることを明らかにした。レタスビッグベイン病抵抗性品種育成では、既存品種「ロジック」と比べて抵抗性が強く、収量、品質ともに優れるレタスの新品種候補系統「レタスSAKS3」を育成し、年末年始どりに適していることを明らかにした。 |
カテゴリ | 病害虫 有機栽培 有機農業 害虫 カメムシ からしな きゅうり 診断技術 新品種 だいこん 抵抗性 抵抗性品種 土着天敵 なす 病害虫防除 品種 防除 ほうれんそう レタス わた |