生体防御作用に関する健康機能性解明と有効利用技術の開発

課題名 生体防御作用に関する健康機能性解明と有効利用技術の開発
課題番号 2011017603
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,茶業
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,畜産物
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能
協力分担関係 東京大学
京都大学
大阪大学
大阪医科大学
九州大学
東北大学
三重大学
鹿児島県
掛川市
アサヒビール
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 農産物・食品の生体防御に関わる健康機能性の評価技術の開発と関与成分の科学的実証に関して、動物培養細胞やモデルマウスを用いた生体防御作用評価技術の開発では、a)株化ケラチノサイト(培養皮膚角化細胞)を用いた皮膚モデルを作成し、炎症性サイトカイン(免疫関連タンパク質)の産生が乳酸菌代謝産物により抑制されることを明らかにした。b)遺伝子組換えマウスを用い、食品に見られる弱い抗アレルギー活性を効率的に検出しうるアレルギー動物モデルを作成し、アレルギー症状を定量化する方法を開発した。農産物に含まれる生体防御活性成分の科学的実証では、a)NK(ナチュラルキラー)細胞のがん細胞に対する細胞傷害活性を促進するカンキツ由来ポリメトキシフラボン、免疫を活性化するIgA(免疫グロブリンA)産生誘導能を有する乳酸菌菌株を見出した。b)イソフラボンの主要な成分であるダイゼインを抗酸化性及びエストロンゲン作用の強いエコールに代謝する腸内菌叢の能力を上げる乳酸菌Tetragenococcusを味噌から見出した。c)Lactococcus属菌を卵白リゾチームで修飾するとマクロファージ様細胞のインターロイキン-12誘導活性が増強されることを明らかにした。d)マウス肝臓破砕液とルテインの反応実験により、肝臓はルテインを3’-hydroxy-ε,ε-caroten-3-oneへ酸化する代謝活性を持つことを見いだした。e)βアミロイド蓄積玄米をマウスに投与したところ、追加免疫なしで抗体価が上昇することを見出した。f)予備的ヒト介入試験の評価で、高エピガロカテキン緑茶を継続飲用すると、定常IgA値が100以下の被験者でIgA値が上昇することを明らかにした。 生体防御作用に関する機能性成分を高める農作物の生産方法を開発では、茶葉中アントシアニンは、3番茶期、第一葉、第二葉で含有量が増加することを明らかにした。
カテゴリ 機能性 機能性成分 評価法 その他のかんきつ

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