(ア)沿岸域における資源の造成と合理的な利用技術の開発

課題名 (ア)沿岸域における資源の造成と合理的な利用技術の開発
課題番号 2012020501
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 小河道生
栗田豊
島康洋
名波敦
竹内宏行
白藤徳夫
山田達哉
片町太輔
鈴木重則
廣田将仁
澤口小有美
黒木洋明
關野正志
山田秀秋
鈴木豪
山崎英樹
清本節夫
高見秀輝
太田健吾
鵜沼辰哉
協力分担関係 東京大学大気海洋研究所
京都大学
香川大学
香川県水産試験場
香川県漁業振興基金
香川県栽培漁業協会
香川大学
大分県農林水産研究センター水産試験場
沖縄県水産海洋研究センター
北海道立総合研究機構 稚内水産試験場
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 沿岸域に分布する主要水産資源の変動要因の解明と最適な漁業管理方策の開発のため、資源水準低下の原因となる諸要素を抽出した。ヒラメでは、常磐海域での加入に対する輸送の影響や、宮古湾での小型種苗の大量放流が大型群放流と遜色ない放流効果を有することが確認された。サワラ加入量と5、6月の水温とカタクチイワシの産卵親魚量との相関を明らかにした。暖流系アワビ類では資源変動と海藻類分布量との密接な関係が示唆された。対象種の生理・生態特性に応じた合理的な利用方法を検討し、キタムラサキウニを7℃で給餌飼育することにより身入りが改善された。また、クエの移動や成長に関する情報が得られた。瀬戸内海のサワラ及びトラフグでは、資源量と年齢ごとの平均体重の関係及び近年の資源量の推移から目標とする資源水準を検討した。
種苗生産・放流技術の高度化のため、遺伝的多様性評価の遺伝子マーカーの開発を進めた。また、健苗性の評価技術開発の一環としてサワラ仔稚魚の成長段階別の摂餌-成長関係等を明らかにした。
天然稚魚及び放流種苗の生態や環境特性に基づいた好適放流場所選定の条件について、マツカワでは着底直後の人工種苗及び継続飼育した対照群を厚岸湖に放流し追跡調査した結果、回収率、成長率とも前者で高く、餌料環境や水温が関連していると推察された。トラフグ人工種苗の放流海域への順化過程を追跡調査し、内湾藻場の砂浜域では放流魚が1ヶ月以上にわたり高い密度で滞留し成長率も高いことを明らかにした。また、日本海のヒラメでは放流海域への馴致飼育の有効性を確認し、好適な成育場における環境収容力を把握するためにはアミ類の発生予測が必要であることが示唆された。
資源の合理的利用による沿岸漁業振興の実証のため、大分県臼杵地区タチウオひき縄漁業、香川県伊吹島の
キジハタ並びに伊勢湾のトラフグを対象としたビジネスモデル構築を進め、問題点の抽出と経営改善の検討を行っ
た。タチウオの事例では、動揺が激しい船上でも製品重量測定が可能な船上秤、移動中や荒天時でも針落ちなど
のトラブルがない投縄装置、従来よりも耐久性や釣獲能力が優れた擬似餌を開発した。
カテゴリ 経営管理 評価法 輸送

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