課題名 | 日光温室等の活用による温暖地における高収益・安定生産施設園芸技術の開発 |
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課題番号 | 2012020366 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
長?裕司 |
協力分担関係 |
香川農試 (株)佐藤産業 高知大学 香川農試 徳島農研 広島総研農技セ 愛媛農水研 山口農林総セン 鳥取大 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | 省資源パイプハウスの開発に関しては、a)慣行パイプハウスの耐風強度が20m/sであるのに対して、開発したダブルアーチ化補強技術により35~50m/sに耐風強度を高められることを明らかにした。b)開発した布団断熱・ダブルアーチ補強パイプハウス(日本型日光温室)において、断熱性の高い布団資材と水蓄熱を併用することで暖房燃料使用量の70%削減を達成した。既存ハウスに布団資材とダブルアーチ化を適用できることを実証するとともに経営的な得失を明らかにした。 中山間地域等における施設生産技術に関しては、a)夏秋トマトの低段密植栽培技術については、換気性に優れた高軒高の建設足場資材利用園芸ハウス、日射量対応型自動灌水装置及び隔離床栽培を導入し、2作で15t/10a水準の収量を安定的に得ることができ、所得は慣行の約2倍となることを明らかにした。b)標高740mの愛媛県久万高原町現地ハウスにおいて、内径13mmの塩ビ管をトマト苗ポットの両脇に接するように設置し、管内に約16℃の渓流水を日中かけ流して根域冷却を行うことで、苗の生育を促進し、結果として収穫段数・可販果数が増加することにより、可販果収量の24%増加を達成した。また、低コスト細霧冷房システムに関しては、3か年の現地実証で可販果収量の10%以上増加が安定して得られることを明らかにした。 |
カテゴリ | 経営管理 栽培技術 施設園芸 中山間地域 低コスト トマト |