| 課題名 | (ウ)内水面の資源及び環境の保全と持続可能な利用技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2013023174 |
| 研究機関名 |
水産総合研究センター |
| 研究分担 |
斉藤憲治 山本敏博 矢田崇 松田圭史 片野修 山本祥一郎 箱山洋 宮本幸太 長谷川功 坪井潤一 生産技術グループ 中村智幸 内田和男 關野正志 |
| 協力分担関係 |
岐阜県河川環境研究所 滋賀県水産試験場 栃木県水産試験場 愛知県水産試験場 内水面漁業研究所 鹿児島県水産技術開発センター 群馬 県水産試験場 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | 天然魚と放流魚の包括的資源管理・増殖手法を開発するため、中禅寺湖及び流入河川においてイワナ等の資源水準を把握した。ヒメマ スの資源水準は漁獲圧によって、また、サクラマスの親魚数は初期生活期の水温や餌条件によって大きく変動することが示唆された。放流魚の被食減耗過程を人工河川での放流実験において解析し、放流ヤマメ(体長75~150mm)は小型魚ほどイワナ等の魚類に捕食されやすく 、大型魚ほど鳥類に捕食されやすいことが明らかになった。鳥模型と警戒物質(ヤマメ皮膚抽出液)に刺激されたヤマメの「警戒行動」を定量化した。 ニホンウナギ資源について、都道府県別の漁獲量と河川長、湖岸長、海岸線長から内水面及び海面のニホンウナギの生息密度を算出した。さらに、漁獲量は採苗数が多いほど、また、太平洋側が日本海側より多いことを明らかにした。ニホンウナギの生息域を特定するために耳石微量元素組成の解析データを蓄積するとともに、シラスウナギの来遊量について複数の共同研究機関の調査における生物測定等の手法統一を図った。さらに、海洋生活期の生態調査及び基礎統計資料を収集し、加入水準の説明が可能な指標に関する海洋環境データ等を収集した。 人工工作物や外来種が生物多様性へ与える影響を把握するため、 11水系の河川でアユを調査し、 生息密度、 川幅、河床の石の大きさ 等の関係を解析した結果、アユの生息密度は25cm以上の石の比率が高いほど高いこと等が明らかになった。 湖沼の水温が上昇すると、ワカサギ仔魚のふ化時期が餌となるワムシ等の発生時期より大きく遅れるため、その対策として、ワカサギのふ化と餌出現を一致させるための種苗生産手法の開発に着手した。 オオクチバスの駆除を目的として、生息する湖沼で、繁殖抑制、掬い取り、刺網、釣り、カゴ網、水中銃等を組み合わせて未成魚と成魚の捕獲を行った結果、すべての湖沼で個体数が50以下となり、完全駆除も期待された。北海道の千歳川水系では、ブラウントラウトの侵入によってニジマスの分布域が縮小したと推定された。 生態系サービス向上について、人工河川での実証実験の結果、アユ種苗は分散放流より一カ所で集中的に放流することが望ましいと考えられた。 全国の内水面漁業協同組合について、収入内訳を分析した結果、販売型、漁業自営型、漁場利用型、賦課金型、遊漁料型、補償金型に類型化され、遊漁料型と補償金型の組合の割合が高いことを見いだした。さらに、組織体制強化に関わる財務分析の結果、 内水面漁業協同 組合は一般企業に比べて収益性が高く、 事業体としての安定性も高いが、 労働生産性は低いことが明らかになった。 |
| カテゴリ | 環境データ 繁殖性改善 |