次世代高生産性稲開発のための有用遺伝子導入・発現制御技術の高度化と育種素材の作出

課題名 次世代高生産性稲開発のための有用遺伝子導入・発現制御技術の高度化と育種素材の作出
課題番号 2013023003
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 大島正弘
齋藤浩二
佐藤裕
協力分担関係 北海道大学
帯広畜産大学
近畿大学
東北大学
(株)エス・ディー・エス バイオテック
農業生物資源研究所
北興化学
愛媛大学
富山県農試
上川農試
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 有用遺伝子を活用した育種素材の開発に関しては、
a) カルビンサイクルの加速による物質生産の向上を目的として、ラン藻由来のカルビンサイクル構成遺伝子を導入・発現させた系統を交 配し、有用特性を集積させた系統の固定化と形態調査を進めた。シンクサイズの大きい「クサホナミ」組換え体でも、光合成活性が10%程度上昇することを確認した。一部のアクアポリン遺伝子導入系統で光合成速度及び気孔コンダクタンスが上昇する可能性を認めた。
b) 活性酸素種消去系遺伝子を集積させることや、ストレス耐性関連遺伝子等を過発現させることで低温枯死耐性と穂ばらみ期耐冷性の向 上を認めた。高温ストレス下における葯の遺伝子発現を解析し、発現が低下する遺伝子を検出した。細菌病抵抗性チオニン導入系統で毒性物質の産生性が認められないことや、植物免疫関係遺伝子であるOsSAUR51及びOsDRP53が白葉枯病抵抗性を付与することを確認した。必須 アミノ酸高含有系統の作出では、リジン高含有化遺伝子集積系統の生育特性について原品種との間に大きな差異がないことを確認した。
区分管理技術に関しては、「コシヒカリcls1」、「日本晴cls1」についてDNAマーカーと農業形質の調査結果を併用して反復親に近い個体 を選抜した。また、新規閉花受粉性突然変異体「H193mt」の原因遺伝子が第1染色体上の約570kbpの領域にあることを見出した。
カテゴリ 育種 管理技術 受粉 水田 DNAマーカー 抵抗性 品種 輪作

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