新たな農業生産システムの構築に資するIT・ロボット技術等の基盤的技術の開発

課題名 新たな農業生産システムの構築に資するIT・ロボット技術等の基盤的技術の開発
課題番号 2013023122
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 小林研
協力分担関係 三菱農機(株)
鹿児島農総セ
ヤンマー(株)
宮崎大学
シブヤ精機(株)
愛媛農水研
静岡農技研
(株)やまびこ
日立ソリューションズ(株)
北海道大学
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 トラクター直進作業支援システムについて、コア技術である画像処理と操舵制御ソフトの改良を行い、ほ場試験により精度および機能の 向上を確認するとともに、後付け型、組込み型の2形態の直線作業アシスト装置の試作・改良を行い、機能モデル確立の目処を得た。また、一層の低コスト化をねらい、自動操舵機能を省略してオペレータに操舵方向を教示するライトバー型表示装置を試作し、機能確認を行った。イチゴの高効率栽培システムについて、定置型収穫ロボットと移動栽培装置を連動させた性能評価試験を行い、ロボット周辺を遮光することで昼間作業でも従来の夜間作業と同等の性能が得られ、稼働可能時間を大幅に拡大できることを確認した。イチゴ植物工場を核とする群落生育診断技術では、計測ソフトの改良、RGBカメラおよび距離センサの付加により、栽培ベッドを停止させることなくイチゴ群落の3次元情報構築が可能となり、草高、幅の推測精度も向上した。さらに、新たな生育情報として果実数取得の可能性を得た。ロボットトラクター技術について、開発したロボットトラクターシステムの実用性(実ほ場での作業性、作業効率、走行精度、安全性)向上のために、遠隔操縦・遠隔監視機能の追加および作業ソフトウェア、制御プログラムの改良を行い、生産現場での耕うん作業、代かき作業を実施することで、システムの適応性・可用性を確認するとともに問題点を整理した。施設内静電防除ロボットについて、試作したエアコンプレッサ方式のエアアシスト静電防除機を供して、温室メロン栽培にて性能試験を行った結果、エアアシスト静電散布は、従来の機械散布に比べ繁茂している群落内における農薬付着が向上し、手散布と同等以上の防除効果が得られることを確認した。イチゴパック詰めロボットについて、2次試作機に、果実搬送精度の向上および果実サイズへの適応性拡大の改良を加えてパッケージセンターで現地実証試験を行った結果、6果一括パック詰め時の作業速度は約1.5s/果、作業成功率は99%であり、性能面での実用性を確認できた。
カテゴリ 病害虫 いちご 画像処理 生育診断技術 低コスト 農薬 防除 メロン ロボット ロボットトラクタ

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