課題名 | 家畜の生産効率と健全性の安定的両立を可能にする飼養管理技術の開発 |
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課題番号 | 2014025539 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
櫛引史郎 |
協力分担関係 |
(株)山形東亜DKK 開発設計部 群馬県畜試 富山県畜研 広島大学大学院 岩手大学獣医学科 NOSAI 岩手 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2014 |
摘要 | 精密な栄養管理に関しては、泌乳牛に米とビール粕を組み合わせて、第一胃内で窒素(N)と有機物(OM)が同調して供給される飼料を給与すると、トウモロコシ、大豆粕、フスマを組み合わせた飼料に比べて、第一胃アンモニア濃度の上昇が抑えられ、窒素及びエネルギーの利用効率が改善することを明らかにした。また、N-OM供給パターンの解析ソフトを製作した。 機能性飼料添加物を利用することなどによる高い生産効率の確保に関しては、 a) 周産期乳牛に枯草菌を給与した結果、ルーメンエンドトキシン活性及び炎症性関連物質の制御効果は認められないことを明らかにした。 b) ホルスタイン種育成雌牛に対するセロビオース給与により、インスリン分泌機能が高まり、日増体量も向上したことから、セロビオースは栄養素代謝の活性化と発育向上をもたらすことを明らかにした。 健全性を栄養生理面から改善可能な飼養管理技術の開発に関しては、ルーメンバイパストリプトファンの飼料添加給与により脳内セロトニン放出を増加させうることを明らかにした。また、ホルスタイン種育成雌牛を用いて、ルーメンバイパストリプトファンを長期(28日間)給与した結果、増体が向上することを明らかにした。 |
カテゴリ | 育種 機能性 飼育技術 大豆粕 とうもろこし 乳牛 繁殖性改善 |