| 課題名 | 農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2014025583 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
勝田賢 鈴木一好 |
| 協力分担関係 |
茨城県南家畜保健衛生所 (株)釜石電機 トクヤマ (財)神津牧場 日本アビオニクス(株) 千葉県畜産総合研究センター 宇都宮大学 デラバル |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | 農場における微生物汚染の低減化と畜舎環境の衛生管理に関する研究に関しては、 a) 養鶏場(鶏舎)における飼養衛生管理基準の補足情報となる野鳥侵入防止対策マニュアルを作成し、ウェブサイトで公開する。動物衛生課と協議後、全国の家畜保健衛生所に配布する。 b) 防鳥ネット設置による牛舎へのカラスの侵入防止対試験を行い、5種類のネットを設置場所に応じて組み合わせて設置することでカラスの侵入頻度が大幅に減少することを明らかにし、設置マニュアルを作成し、設置資材費の試算をし、コストを明らかにした。 c) カーフハッチ外周の鉄筋にハウスパイプとビニールシートで作ったパネルを結束し、飼育作業用扉を備えたタヌキ侵入防止用の防護柵を試作した。本防護柵の設置により、タヌキによる盗食等が防止できたため、子牛の増体率が有意に上昇した。 d) 上部開放型曝気槽への微生物含有飛沫の飛散抑制用ネットの設置コストは約23万円と試算し、樹脂製のボール、覆蓋の設置、ビニールハウスの設置と比較して、非常に安価であることを示した。また、ネットの設置作業は容易であり、農家が独自に実施できると判断した。 e) 非晶質ケイ酸カルシウム(CSH)資材による放流水の消毒については、CSHを0.1%以上添加することで、大腸菌・大腸菌群をほぼ100%除去でき、放流水のpHを9~11と高く維持できることを明らかにした。 f) 堆肥堆積物内部から大腸菌は検出されなかったが、堆肥頭頂部においては低い菌数ながら長期間にわたり検出した。またホイールローダーの堆肥接触部位も汚染されているケースがあり、これらは堆肥の再汚染の要因になり得る可能性を示唆した。 g) 豚舎の湿度環境を考慮した場合、ミスト噴霧により空中浮遊細菌低減効果はみられなくなるが、空気清浄機の稼働によりエアロゾル濃度は70~80%削減され、空中浮遊細菌も約80%低減することを明らかにした。 h) 牛呼吸器病主要原因菌であるMannheimia haemolyticaを含む、牛由来Mannheimia属菌5菌種を同定可能なPCR法を確立した。 i) 各種感作における体表温度変化の測定法に関しては、エンドトキシン血症牛を作出し、病態と体表温度分布の変化との関連を解析し、動脈血圧の変動に対する皮膚温度への影響は体表部位によって異なり、耳や蹄部などの末端部の皮膚では、動脈血圧の低下に伴う放熱抑制の影響を強く受けることを明らかにした。 |
| カテゴリ | コスト 飼育技術 鶏 肉牛 豚 防護柵 防除 |