| 課題名 | 農作業の安全に資する農業機械の開発及び評価試験の高度化 |
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| 課題番号 | 2014025628 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
松尾陽介 |
| 協力分担関係 |
(株)ササキコーポレーション (株)ニッカリ 群馬農技セ 埼玉農総セ 長野果樹試 徳島農総セ 宇都宮大学 北海道 青森県 岩手県 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | 乗用トラクターの片ブレーキ防止装置に関しては、平成25年度に完了した。自脱コンバインの手こぎ部の緊急即時停止装置に関しては、平成25年度に完了した。巻き込まれを防止する作業者判別技術では、新たな磁性体を用いた試作手袋の検出確度が向上した一方、作業時の取扱性向上を図る必要性があった。また、検出部を自脱コンバインに搭載し、試作手袋が巻き込まれる前にフィードチェーンが停止することを確認した。農業機械による農作業事故のリスク低減に関する研究では、刈払機の刈刃停止装置について、試作した外付け型及び内蔵型のブレーキ素材や停止機構の部品の見直しを行い、耐熱性向上や軽量化を図った。また、新たに非接触型の停止機構を試作し、利用可能であることを確認した。 このほか、 a) 高機動畦畔草刈機の開発では、除草作業に関する調査により現状の問題点を把握した。基礎試験装置の試作、試験の結果、走行部は2クローラ式による倣い走行の実現可能性を、刈取部はカバー形状等改善の必要性を確認した。また、刈取所要動力の低減化について調査を行った。 装着型農作業アシスト装置に関しては、平成24年度までで研究を中止し、果樹園作業における負担軽減のためのアシスト・補助装置の研究に引き継いだ。摘果作業等を軽減する省力化装置では、試作した袋口絞り留め装置、果実袋自動開口装置を用いた袋かけ作業試験を行い、課題を検証した。腕上げ作業補助装置は、袋かけ等の作業試験の結果、その軽労化効果が高いことを明らかにした。 このほか、 a) 自脱コンバインにおける運転・操作装置の評価では、コンクリート路面上のコース走行時の操向装置の操作量等の物性値から、操作性の官能値(精神作業負担を評価する「NASA-TLX」法のWWL値)を推定する方法を見出した。この方法により同一方式装置の操作性が評価できる。 農業機械の安全標識・操作表示の認識性向上と共通化に資する基礎的研究に関しては、平成25年度に完了した。ブタンガス等新たな燃料を利用した農業機械の安全性評価法の調査に関しては、平成24年度に完了した。 農作業事故の原因の究明に資する評価・分析手法に関しては、 a) 農業機械による事故の詳細調査・分析手法では、乗用トラクター、刈払機に加え、歩行用トラクター用調査票も試作し、詳細調査・分析を行うとともに、調査結果を既存の事故結果とともにデータベース化した。事故分析により歩行用トラクターについても詳細な事故傾向を把握した。 b) 農用エンジン評価試験の高度化に関する研究では、排気タービン式過給エンジンの試験環境条件が性能に及ぼす影響を試験・調査した。また、自然吸気式エンジンの大気条件係数faを一定にした試験により、試験結果のばらつきを小さくできることを明らかにした。 c) 歩行用トラクターの事故防止に向けた実態調査では、歩行用トラクターの安全装置の装着状況や使用状況について調査を行った。また、詳細事故調査における事故事例からリスク要因の抽出を行った。これらの結果から、事故防止には安全装置の性能向上の必要性が認められた。 |
| カテゴリ | 病害虫 軽労化 省力化 除草 データベース 評価法 |