課題名 | 家畜の生産効率と健全性の安定的両立を可能にする飼養管理技術の開発 |
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課題番号 | 2015027799 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
味の素 群馬県畜産試験場 富山県農林水産総合技術センター畜産研究所 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | 精密な栄養管理に関しては、タンパク質飼料としてビール粕をコメやオオムギ等の穀類飼料と組み合わせて用いると、大 豆粕主体の飼料に比べて、第一胃内での窒素と有機物の供給が同調し、第一胃アンモニア濃度の上昇が抑制、乳量は低下することなく窒素の利用効率が改善されることを明らかにした。_x000D_ 機能性飼料添加物を利用することなどによる高い生産効率の確保に関しては、_x000D_ a) 活性型酵母及びAnti-エンドトキシン抗体を含む卵黄粉末飼料を育成牛に給与し、ルーメン内エンドトキシン活性の減弱並びにルーメンアシドーシス抑制効果を明らかにした。_x000D_ b) セロビオースの給与により子牛の発育が向上し、血中IGF-1濃度も増加して栄養素代謝の活性も上昇するが、血中サイトカイン濃度への影響は認められないことを明らかにした。_x000D_ 健全性を栄養生理面から改善可能な飼養管理技術の開発に関しては、ルーメンバイパストリプトファンの給与により脳内セロトニン、血中メラトニン、及び成長ホルモンの分泌亢進を確認し、トリプトファンの機能性が牛の飼養環境や管理に伴うストレス適応性を向上させることを明らかにした。_x000D_ |
カテゴリ | 育種 大麦 機能性 飼育技術 大豆粕 繁殖性改善 |