土壌生物機能を核とした土壌生産力評価法の開発

課題名 土壌生物機能を核とした土壌生産力評価法の開発
課題番号 2015027821
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 福島県農業総合センター
酪農学園大学
宮崎県総合農業試験場
長崎県農林技術開発センター
和歌山県農業試験場
片倉コープアグリ株式会社
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 作物の生産性と相関を有する微生物指標の探索に関しては、_x000D_
a) プロテアーゼ生産細菌群集のクローニング解析により、有機圃場では慣行圃場に比べて、Bacillus vietnamensis及びB. thuringiensisに近縁なクローンが多いことを明らかにし、これらを有機圃場の微生物指標候補とした。_x000D_
b) 慣行栽培圃場の土壌よりも米ぬかの窒素無機化が速い有機栽培圃場の土壌では、多くの有機農業者が使用している未熟堆肥(ボカシ)や発酵鶏ふんの無機化も速いことを明らかにした。_x000D_
c) タマネギ栽培時に施用される殺菌剤が土着菌根菌の感染に及ぼす影響は軽微であり、その影響が次作に残る可能性は低いことを2カ年の圃場試験により明らかにした。_x000D_
d) アスパラガスに株腐病を引き起こすFusarium proliferatumのリアルタイムPCR条件を設定し、土壌中のFusarium proliferatumの検出方法を開発した。_x000D_
微生物の機能を利用した太陽熱土壌消毒法等の改良に関しては、_x000D_
a) 宮崎県トマト促成栽培現地圃場において、太陽熱土壌消毒前に有機質肥料と高温性硝化細菌を施用することにより、消毒直後の土 壌中硝酸態窒素濃度が高まることを確認した。_x000D_
b) 肥効調節型肥料と有機質肥料を用いた和歌山県実エンドウ施設栽培、有機質肥料を用いた長崎県露地バレイショ有機栽培、焼酎粕 濃縮液を用いた宮崎県トマト促成栽培の現地実証試験により、消毒前に施肥・畝立てを行なう作業体系が消毒効果、収量、作業性の観点から妥当であることを示した。_x000D_
c) 上記現地実証試験の成果に、本大課題で得た太陽熱土壌消毒に伴う養分動態の成果を加え、パンフレット等を作成して成果発表会 を開催し、地温計測による消毒効果の確認と消毒前施肥に対応した新開発肥料を軸とした改良型太陽熱土壌消毒法を提案した。_x000D_
カテゴリ 有機農業 有機栽培 土づくり アスパラガス 施設栽培 施肥 たまねぎ 土壌消毒 トマト ばれいしょ 評価法 実えんどう

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